「名古屋大対策」の版間の差分

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==英語(文理共通)==
 大問は4題である.読解問題は2題出題され,出題パターンとしては下線部和訳,内容説明,空所補充がメインである.対策としては構文を正確に早く把握できるようにすること.また,代名詞の内容を正確にとれるようにすることである.  英作文では京大や阪大のような和文和訳をするような必要はないので,まずは基本例文を覚えるのが良い.単語帳などに載っているものを単語と一緒に覚えるのが効果的だろう.SーVの関係や時制,冠詞,代名詞に注意を払ってほしい.また,無理に難しい単語や構文を使うと細かいミスなどで減点が増える可能性があるので,できるだけ易しい単語と構文で書くようにしたい.中学生の弟や妹がいる人は自分の書いた作文を見てもらうと良い.中学生相手に意味が通るようなものが理想である.その上で文法的な誤りなどを学校の先生などに添削してもらうと良いだろう.  残りの1題は05年入試まではリスニングであったが,06年からは医学部で出題されていた空所補充が予想される.(駿台予備校・河合塾の名大模試では空所補充であった).基本的には接続詞と前置詞(イディオムも含めて)を埋めることが多いので,それぞれ用法などを覚えておくべきである.  全体的にみて,時間的な余裕はあまりないだろう.特に理系で英語をあまり得意としない人には少々厳しいかもしれない.
 
==理系数学(前期)==
 大問は4つであり,1題は選択問題であることが多い.問題は標準的で典型的な問題が多いが,どの問題にも工夫がされており良問が多い.数学が得意な人にとっては高得点が期待できる科目である.また,名大以外の国立大を受験する人も学力試しにはちょうど良いかもしれない.  具体的には,「微積分」「確率」は必ず1題ずつ出るといっても良いくらい頻出項目であり,「数列」「帰納法」も頻出である.また,「ベクトル」や「複素数」も良く出題されるが,すべての分野の基本レベルは抑えておきたい.どの分野の問題も標準的な問題が多く,予備校のテキストなどを1冊何度もやり込むことが対策となる.過去問も時間の許す限りできるだけ多くの年度の問題を解いておいてほしい.
 
 
==物理==
 理学部,工学部,医学部医学科は2題の出題である.1題は力学であり単振動や等加速運動など力学全般から幅広く出題される.ドップラー効果など波動との融合問題もある.また,惑星探査衛星など受験生にはあまり馴染みのない内容を取り上げるが,設問に教育的配慮がなされているなど比較的解きやすくなっている.  電磁気も力学同様電磁気全般から幅広く出題される.  どの問題も計算量自体はあまり多くはないが、解法の過程を要求する問題も多いので簡潔に書けるように練習する必要がある.
 
==化学==
 理学部,工学部,医学部医学科は5題の出題である.出題形式としては「センター化学ⅠⅡBに記述が含まれて難易度が少し上がった」といった感じである.なのでセンター試験の選択肢を隠して記述として問題を解けば名大化学の対策にも通じるといえる.理論,無機,有機,高分子とすべての分野の基本事項はできるようにしておきたい.その上で私たちの日常生活にどのように活用されているかなどを考えると良いだろう.