「OpenOffice.org Basic」の版間の差分
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M →変数の型 |
M →変数 |
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=== 変数 ===
[[w:変数|変数]]とは、何度も値をとりえる別名のようなものです。
OpenOffice.org Basic では、変数は宣言することなく用いることができます。この場合、値の[[w:データ型|型]]は、変化型 (Variant)となり、[[w:代入|代入]]される値により、ある程度、適切な型として扱われます。また、宣言のない変数の使用を禁止したい場合には、'OPTION EXPLICIT' という一文を用います。
下のコードでは、宣言なく、変数 i を使用しています。また代入のたび、型も変化していることに注目してください。
SUB Main
i = TRUE ' i の型は、Boolean となります。
i = “Hello” ' i の型は、String となります。
i = 3 ' i の型は、Integer となります。
96 行
==== 変数の宣言 ====
変数の宣言とは、[[w:予約語|予約語]] 'DIM' を用いて、名前や型を明確にすることです。
構文は、以下のようになります。
342 行
==== 配列 ====
[[w:配列|配列]]とは、複数の要素からなるひとつの固まりのことで、各要素は、添字を用いて区別します。添字とは、配列内の値を特定するために用いる数字です。実際の値の特定の仕方は、配列変数を 'a' とした場合、'a(0)' は、'a(0)' の値を意味します。
宣言には、通常の 'DIM' を用い、変数名の後に、'()' を付け、確保したい用素数も一緒に記述します。
また、他の言語のように、添字は 0からのみ割り振られるのではなく、宣言の仕方によっては、0以外の数から始まる配列を作ることもできます。その場合、'DIM a(5 TO 10)' のように宣言します。
378 行
==== 有効範囲 ====
変数には、有効となる範囲が存在します。有効となる範囲とは、値を参照できるかどうかということです。
通常の宣言は、[[w:プロシージャ|プロシージャ]] ([[w:関数_(プログラミング)|関数]]・[[w:サブルーチン|サブルーチン]]) 内であれば、プロシージャ内のみ、プロシージャ外であればモジュール内で有効な変数を定義しています。
これに対して、有効な範囲を特定して変数を宣言することもでき、
その場合、'GLOBAL'、'PUBLIC'、'PRIVATE' といった予約語を用いて変数を宣言します。
それぞれの意味は、セッションの終了以内、すべての[[w:モジュール|モジュール]]内、該当モジュール内となります。
構文は、次のようになります。
404 行
REDIM v(0 to 10)
END FUNCTION
=== 定数 ===
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