「民事訴訟法第122条」の版間の差分
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==解説==
重要な準用は[[民事訴訟法第255条|第255条2項]]の調書判決の準用による調書決定の送達である。準用によれば調書の謄本を送達しなければならないが、実際には、上告門前払いの調書決定は調書の正本を送付している。[[民事訴訟法第252条|第252条]]に述べたように、謄本は原本の持つ効力をコピーできるが、正本は効力をコピーできない。従って、調書決定は送達しても効力を生じない。原本である調書の方は下級審の判決を確定するが、当事者はその判決に拘束されない。上告は棄却されたが、被上告人の下級審における主張が認められた分けでもないと考えられる。しかし、そうであるならそのことは公開されるか、調書決定で上告人に通知されなければならない。<br>
調書決定に関する詳細は [[民事訴訟規則第50条の2]]参照。
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