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=== 定期試験の学科ごとの「予備知識」の違いについて === まず、理系科目の答案は、原則的に、高校卒業までの内容と、その学科の知識だけで分かるように、書く必要があります。
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学校の図書館で教科書を「借りよう」という方法は得策ではありません。「借りよう」という方法だと、定期テスト前などは「貸出中」になっていたりして、テスト対策が勉強できなくなることがあります。
 
 
=== 定期試験の学科ごとの「予備知識」の違いについて ===
理系の大学では、定期試験について、中学・高校とは違うことが、いくつかあります。
 
まず、理系科目の答案は、原則的に、高校卒業までの内容と、その学科の知識だけで分かるように、書く必要があります。
 
 
具体的に言うと、教養課程の『物理学』の科目なら、単位系には、物理学で使われているSI単位系と使う必要があります。
 
もし、機械工学や土木工学などでしか使われてない単位系を、物理科目の『力学』『電磁気学』や数学科目の『線形代数』『微分積分』で用いた場合、減点または不正解あつかいをされる場合があります。
 
同様に、機械工学や電気工学の専門科目で、その学科で教えてない数式を用いた場合、たとえ計算法が合っていても、減点または不正解あつかいをされる場合がありえます。
 
なので、単位系だけでなく用語なども、その科目に合わせる必要があります。
 
普通科高校や中学校とは違って、大学の理系学部では入学までの進路も多様だからです。大学の理系学部では、各科目の定期テストで、他の科目の用語や単位系などを容認することは、原則的には無い のです。
 
 
高校の卒業よび大学入学までは、もしかしたら『物理』教科でも化学や生物学など異分野の知識を要求する大学入試問題など、いちぶの大学入試ではあるのかもしれませんが、しかし大学の定期支援では通常、そのような他分野の複合的な出題はないのです。
 
 
たとい大学教員だって人生の時間は有限ですし、世の中の全ての学問を網羅するのは不可能です。なので、学校教育ではどこかの段階で、答案に容認可能な予備知識を制限する必要があります。その「段階」が、大学入学のこの時なのです。
 
 
大学の定期試験で、たとえ答案中で(他学科で使う)用語の意味を説明しようとも、そもそも、そのような時間も試験中に無いでしょうし、答案にそのような記述用スペースも確保されてないでしょう。
 
 
とにかく、大学生は、とりあえず授業中に教師が使っている単位系や用語に合わせて答案を書けば、問題ないでしょう。また、このため学生は、教員の用語を確認するため、授業には、ほぼ出席せざるをえない必要があります。
 
 
研究や実務では、他分野の文献なども読む必要があるため、実際には企業などでは機械工学や化学や電気工学の用語が混在するようなこともありますが、しかし残念ながら大学では教員の人手不足などの要員もあり、そこまで対応できません。
 
どっちみち就職後にも、書類の作成時などで、なるべく少ない予備知識でも相手に伝わるような文章を書く能力が必要になります。企業では、いろんな経歴の人がいますから。学生時代のテスト答案は「その時のための練習だ」とでも思って、教員の使う用語に合わせて、その学科の予備知識だけで読めるように書きましょう。
 
 
=== 成績評価への対応 ===