「大学生活ガイド/理系」の版間の差分

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=== 定期試験の学科ごとの「予備知識」の違いについて === まず、理系科目の答案は、原則的に、高校卒業までの内容と、その学科の知識だけで分かるように、書く必要があります。
:* いわゆる『ゼミ』は、理系学部では学科によっては、ほとんど行わない。
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どっちみち就職後にも、書類の作成時などで、なるべく少ない予備知識でも相手に伝わるような文章を書く能力が必要になります。企業では、いろんな経歴の人がいますから。学生時代のテスト答案は「その時のための練習だ」とでも思って、教員の使う用語に合わせて、その学科の予備知識だけで読めるように書きましょう。
 
 
== どのような試験の科目が多いか ==
結論から言うと、
:* 筆記試験による科目がほとんど。このような筆記試験を中心とする科目は、いわゆる『講義』などに分類される。
:* 筆記試験による科目(講義)と、実験科目とは、別科目である。
:* いわゆる『ゼミ』は、理系学部では学科によっては、ほとんど行わない。
 
;解説
理系にかぎらず一般に大学では、単位の取得に筆記試験を要求する科目や、または実験や実習科目など、いろいろあります。
 
実験や実習は、基本的にレポートの提出によって、単位の有無を決めます。
 
高校との違いとして、「実験」だけで、ひとつの科目です。たとえば、教養課程『力学』科目と教養課程『物理学実験』とは、別の科目です。
 
もしアナタの提出した『物理学実験』のレポートの質がどんなに高品質であろうが、もし『力学』の筆記試験の結果が悪ければ、『力学』は不合格になります。
 
 
文科系の大学によくある『ゼミ』は、'''理系の大学では、ほとんどの学科で『ゼミ』科目は無い'''のが普通です。数学科や物理学科などのごく一部の学科でだけ、3年あたりの高学年で『輪講』などの科目名で、特定のテーマについて教師と学生が口頭試問なども交えて話し合って、学生の理解を確認するようなゼミのようなものがあります。
その『輪講』の内容も、文系の『ゼミ』などとは違い、すでに解明されてる定理とその証明を、教員が学生に口頭で確認するだけだったりする科目であり、まったく研究的なことは授業で行わないのが、通常でしょう。
 
 
工学部では、あまり『ゼミ』『輪講』などは行われませんし、科目自体が存在してない場合がほとんどでしょう。
 
 
まとめると、'''日本では大学の理工学部の各科目の試験のほとんどは、筆記試験'''です。 なので普段の学習も、筆記試験を念頭に置いて、学習する必要があります。