「高等学校世界史探究/ヴェルサイユ体制下の欧米諸国Ⅰ」の版間の差分

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さて、国際連盟の設立が、パリ講和会議およびヴェルサイユ条約で決定した。国際連盟は、全会一致による総会を最高機関とした。(現在の「国際連合」とは違い、常任理事国は最高機関ではない。なお、常任理事国は国際連盟の時代から存在する。国際連盟当初の常任理事国は、イギリス・フランス・イタリア・日本である。アメリカは参加していない。)
 
そして設立した国際連盟には'''集団安全保障'''の理念が盛り込まれた。(※ 読者は中学時代に『[[中学校社会 公民/国際連合・他の国際組織]]』で集団安全保障とは何かを習っている。)
 
アメリカ合衆国では、この集団安全保障の原則が、国家の開戦権を侵害するものだと考え、アメリカ議会上院がヴェルサイユ条約の調印に反対したので、アメリカ合衆国はヴェルサイユ条約を批准しなかった。
また、アメリカ合衆国は、国際連盟には加盟しなかった。
 
ドイツは当初、国際連盟への加盟が認められなかったが、1926年にドイツの加盟が認められ、1926年にドイツは加盟した。