「麻雀」の版間の差分
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176 行
筆者自作のルールブックを一例として掲載します。
用具
*麻雀牌
数牌
筒子 一筒、二筒、三筒、四筒、五筒、六筒、七筒、八筒、九筒
索子 一索、二索、三索、四索、五索、六索、七索、八索、九索
萬子 一萬、二萬、三萬、四萬、五萬、六萬、七萬、八萬、九萬
字牌
三元牌 白板、緑発、紅中
四喜牌 東風、南風、西風、北風
各4枚
次牌と言ったとき、前記の右に対して左。末尾は先頭に戻る。
点棒
*1万点棒4本
*5千点棒8本
*千点棒16本
*百点棒100本
*賽子
六面賽2個
*起家マーク
板状で、表に東、裏に南が書いてあるもの。
*雀卓
天板がクッション素材で覆ってあり、縁が出っ歯ているもの。
重要概念
*荘家(ちゃんちゃ) 所謂親
*散家(さんちゃ) 所謂子
*起家(ちーちゃ) 最初の荘家
*仮東(かりとん) 仮の東家
*東家(とんちゃ) 荘家の事を門風から見た時東家と言う。
*南家(なんちゃ) 荘家の下家を門風から見て言う。
*西家(しゃーちゃ) 荘家の対面を門風から見て言う。
*北家(ぺーちゃ) 荘家の上家を門風から見て言う。
*上家(かみちゃ) 自分の左手側のプレイヤーの事。
*対面(といめん) 自分の向い側のプレイヤーの事。
*下家(しもちゃ) 自分の右手側のプレイヤーの事。
*他家(たーちゃ) 自分以外のプレイヤーのこと。
*一度振り(いちどぶり) 賽を振り、賽を振った者始点に右回りに出目の数だけ数え上げる。
*右回り 対局人員に対して言えば始点の者から右手側にという事である。
*牌山(ぱいやま) 山にした牌。二段の井形に組み、重ねられた二枚を1幢と数える。
*河(ほー) 牌山を基準に卓の内側。
*地(ちー) 牌山を基準に卓の外側。
*洗牌(しーぱい) 牌を伏せて掻き混ぜる事。
*手牌(てはい) 自分で持っている牌の事。地に置き、13枚を原則とし、1槓ある毎に1枚を増す。
*王牌(わんぱい) 牌山の末尾の14枚の事。
*嶺上牌(りんしゃんぱい)牌山の末尾の牌の事。
*海底牌(はいていぱい) 王牌の直前の牌の事。
*河底牌(ほーていぱい) 海底牌を自摸した者の打牌の事。
*純粋な1順 鳴きの入らないという意味。
*鳴き 吃、椪、大明槓の事。
*場 親の一巡するまでに行ったゲームを纏めて圏風から東場と呼ぶ。2巡目では南場である。
*1荘(いーちゃん) 東場、南場、西場、北場を合わせて1荘と数える。
*聴牌(てんぱい) あと1枚足せば和了ることができるという状態を聴牌と言う。また、聴牌していない事を不聴と言う。
*門前清(めんぜんちん) 鳴いていない状態の事を門前清と言う。
*老頭牌(ろうとうはい) 数牌の1と9のもの。
*么九牌(やおちゅーぱい)老頭牌と字牌の事。
対局の基本
*対局人員は4人とする。
*東南半荘を以って一回戦とする。
*全局で和了るためには手役一飜が必用とする。
*対局の準備
*座位と起家は次の様に決める。イ、各々任意の席に着く。ロ、四喜牌4種4枚を伏せ洗牌し並べる。ハ、奇数番と偶数番の数牌でそれを挟む。二、任意の者が一度振りによって仮東を決める。ホ、仮東が一度振りで起家を決める。ヘ、ホの出目が偶数なら偶数番の奇数番なら奇数番の牌の側がロの牌の先頭となる。ト、起家から右回りに先頭の牌を取っていく。牌に従って座位を入れ替える。即ち仮東の座っていた位置に東を引いた者が座り、以下それに倣う。
*点棒は均等に分ける。
*起家マークは表を上にして起家の地の右端に置く。
ゲームの準備
*牌を洗牌する。
*牌山を組む。
*砌牌する。荘家の一度振りによって誰が砌牌するか決め、当った者は出目の数だけ自分の前の牌山で右端から左に数え上げる。当たった所が牌山の最終幢である。
*配牌する。牌山の荘家から順に牌山の先頭2幢を3度取る。次に先頭から1枚ずつやはり順に取るがこのとき荘家は第一自摸の分の牌もとる。
*ドラ表示牌を開ける。末尾から3幢目の上段を裏返す。
*賽子は荘家の地の右端に置く。
ゲームの進行
*取牌は次の4つとする。1、自摸(つも)2、吃(ちー)3、椪(ぽん)4槓(かん)
*自摸は牌山からの先頭から1枚取ること。またはカンした時嶺上牌を取ること。
*吃は上家の捨牌を発声し手牌に加え順子を作り副露する事をいう。吃は自摸に優先する。
*椪は他家の捨牌を発声し手牌に加え刻子を作り副露する事を云う。椪は吃に優先する。
*槓は他家の捨牌を発声し手牌に加え槓子を作り副露する事を云う。槓は椪に優先する。
*打牌は河に手牌から1枚牌を捨てる事を言う。また、捨てられた牌を捨牌と言う。
*槓は前述の明槓(みんかん)の他に自摸した牌を手牌に加え槓子を作り発声し副露する暗槓と、自摸した牌を発声し副露した刻子に加え槓子を作る加槓がある。
*明槓と加槓を合わせて明槓ともいい、この場合明槓を大明槓と呼び、加槓は小明槓と呼ぶことで区別する。
*槓子は副露して初めて認める。
*槓した時嶺上牌を自摸する。
*槓をすれば槓ドラが開けられる。
*海底牌を自摸した者は槓できない。
ゲームの終了
*ゲームの終了は和了(ほーら)と流局(りゅうきょく)の2つとする。
*和了は自摸和(つもほー)と栄和(ろんほー)の2つとする。
*自摸和は摸によって手役を成立させ発声し倒牌する。
*栄和は聴牌時に宣言でき、他家の捨牌を発声し手牌に加え倒牌する。
*和了した時手牌を整理し他家に確認させる事。
*和了者は必ず1家として、ツモの順番の速い方を優先とする。
*荒牌平局(ほわんぱいぴんちょー) 河底牌で和了りがないとき。
*四風連打(すーふーれんだ) 純粋な1順目の打牌で同一の四喜牌が4枚全て捨てられる。
*四槓散了(すかんさんら) 4回槓がされる。
*九種九牌(きゅうしゅきゅうはい) 純粋な1巡目の自摸で9種以上の么九牌を揃える。
*錯和流局(ちょんぼりゅうきょく) 錯和がある。
輪荘と連荘
*荘家が和了ったとき、連荘とし、荘家は次位に移らず、積み場となる。
*散家の和了ったとき、輪荘とし、荘家は次位に移り、積み場とならない。
*荘家が聴牌しての平局は連荘とし、荘家は次位に移らず積み場となる。
*荘家が不聴での平局は輪荘とし、荘家は次位に移り積み場となる。
*四風連打、四槓散了、九種九牌では輪荘とし、荘家は次位に移り積み場とならない。
*錯和流局では連荘とし、荘家は次位に移らず、積み場とならない。
*ここでいう次位とは下家の事。
対局の終了
*次の条件を満たしたとき、対局を終了とします。
*最後の荘家がトップ目のとき終了を宣言する。
*支払いのできないものが現れる。
振聴
*和了り牌を自ら捨てていることを振聴と言う。
*振聴のとき出和了りできない。出和了りとは栄和のこと。
*和了り牌の見逃しも振聴である。この場合は自己の自摸を経る事で出和了り出来る様になる。
*立直後の和了り牌の見逃しも振聴である。この場合はもはや出和了りできない。
不聴罰符
*平局のとき不聴ならば罰符を聴牌者に支払う。
*不聴罰符は場3000点とし、他の不聴者と折半する。
*端数は切り上げる事。
*聴牌は形式聴牌でよい。
懸賞牌
*槓がある毎に表示牌の左隣りの牌も表示牌とする。尚、暗槓では先開け、明槓では後開けとする。
*立直を掛けたものが上がったとき表示牌の下の牌も表示牌となる。
*ドラは表示牌の次牌とする。
*ドラは表示牌の枚数をH、ドラの枚数をDとして、HD(翻)を収支に加える。
収支
*面前加符10符
*自摸点2符
*部分点イ、雀頭。三元牌、圏風牌、門風牌、各2符。連風牌4符。ロ、面子。中張牌明刻子2符、中張牌暗刻子2符、一九牌明刻子4符、一九牌暗刻子8符、中張牌明槓子8符、中張牌暗*槓子16符、一九牌明槓子16符、一九牌暗槓子32符 ハ、和了形。辺張和、嵌張和、単騎和各2符。
*七対子は25符とする。
*平和形の自摸和了りは20符とする。
*平和形の栄和了りは30符とする。
*基本点Eは符をf、翻をhとして E=f*2^(h+2) とする。
*イ、散家の和了りの場合、散家は基本点*1、荘家は基本点*2を支払う。ロ、荘家の和了りの場合、他家は基本点*2を支払う。
*栄和了りの場合、放銃者の責任払いとする。
*支払いは計算結果の10^1位で切り上げて行う。
*基本点が2000以上の和了りを役満貫とする。
*役満貫はイ、満貫(5翻以上)、ロ、跳満(6翻以上)、ハ、倍満(8翻以上)、ニ、三倍満(11翻以上)、ホ、四倍満(13翻以上)、の5つとする。
*基本点はそれぞれ、イ2000点、ロ3000点、ハ4000点、ニ6000点、ホ8000点とする。
*不足が出たら他家が折半して負担する。端数が出たら順位が変わらない様に調整する事。
*和了形が複数通り解釈できる時は、打点の高くなる方を採用する。
積み符
*積み場の時、支払いに積まれた符の数掛ける100(点)を増す。
*積み符も放銃者の責任払いとする。
*一度和了りが出れば積み符は0に戻る。
供託
*供託された点棒は和了者が全て獲得する。
*南4局に和了りがないときは、返還される。
罰則
*次の行為を錯和とする。
*イ、自己若しくは他家の手牌を倒す。ロ、聴牌形の変わる立直後の暗槓。ハ、不聴で立直を掛ける。ニ、振聴で和了を宣言し倒牌する。ホ、自摸番ではないのに自摸する。
*錯和は競技中の発覚を以って満貫払いとする。
*錯和が在った時役満3待聴以内の手牌を持っているものはその代償を錯和者に求める事が出来る。
*以下の行為を錯とする。
*イ、誤って和了を宣言する。ロ、規定よりも多い或いは少ない牌を持っている。ハ、吃、口並、槓を取りやめる。ニ、吃、口並、槓をして誤った牌を副露する。ホ、誤って吃、口並、槓を宣言をする。ヘ、5枚以上の見せ牌。見せ牌とは見るべきではない牌を見る事または見せる事を云う。
*錯は訂正が可能ならば1000点を供託する事で免れる。
*前述の行為の他にゲームの続行を困難にする行為を錯和、ゲームの進行を妨げる行為を錯とする。
手役
*次の手役を認める。手役の複号を認める。役満は他の役と複合しない。*は食い下がり1翻。#門前清のみ。
*立直#(イ、面前清聴牌の時、立直を宣言する事が出来る。ロ、立直の発声と牌の横向けが在って有効となる。ハ、立直料は1000点とする。ニ、立直は自摸牌が在り打牌時に限り宣言し取*り消しは出来ない。ホ、立直の後聴牌形を変える事は出来ない。ヘ、和了っている牌を打って立直の宣言は出来ないが1巡後ならば出来る。1翻)
*二立直#(純粋な一巡目で立直を掛ける。立直と複合しない。2翻)
*一発(立直を掛け、1巡以内で和了る。1翻)
*箭刻(三元牌の刻子或いは槓子を作る。1翻)
*小三元(三元牌の刻子或いは槓子が2つあり、雀頭が三元牌である。2翻)
*大三元(全ての三元牌で刻子或いは槓子を作る。役満)
*門風刻(自風牌の刻子或いは槓子を作る。1翻)
*圏風刻(場風牌の刻子或いは槓子を作る。1翻)
*小四喜(風牌の刻子或いは槓子が3つあり、雀頭が風牌である。役満)
*大四喜(全ての風牌で刻子或いは槓子を作る。役満)
*平和#(符の付かない聴牌形での和了。1翻)
*一盃口#(同一の順子を2つ作る。1翻)
*二盃口#(一盃口を2組作る。一盃口と複合しない。3翻)
*三色同順*(3色の数牌で同一の並びの順子がある。2翻)
*一気通貫*(1色の数牌で123,456,789の順子を作る。2翻)
*九蓮宝燈#(一色で1112345678999と並べ1つが重複。役満)
*三色同刻(3色の数牌で同一の数の刻子或いは槓子がある。2翻)
*七対子(対子を7つ揃える。4つ使いを認めない。2翻)
*対々和(全ての面子が刻子或いは槓子である。2翻)
*四暗刻(全ての面子が暗刻子或いは暗槓子である。役満)
*四槓子(全ての面子が槓子である。役満)
*断一九*(一九牌のない。1翻)
*混全帯一九*(雀頭と全ての面子に一九牌が含まれる。2翻)
*純全帯一九*(雀頭及び全ての面子に老頭牌が含まれる。混全帯一九と複合しない。3翻)
*混老頭(一九牌のみを使う。2翻)
*混一色*(2色の数牌を使わない。3翻)
*清一色*(一色の数牌のみを使う。混一色と複合しない。6翻)
*字一色(字牌のみを使う。役満)
*面前清自摸和#(面前清聴牌から自摸和了る。1翻)
*河底摸珠(河底牌で和了る。1翻)
*嶺上開花(嶺上牌で和了る。1翻)
*槍槓(他家が加槓した時、その牌が和了り牌であるならば刺す事が出来る。また国士無双を聴牌している場合は例外として暗槓での槍槓を認める。1翻)
*地和(散家の時、純粋な一巡目の自摸で和了る。役満)
*天和(荘家の時、配牌で和了っている。役満)
==色々な麻雀==
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