「高等学校日本史B/冷戦の開始と講和」の版間の差分

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「血のメーデー事件」
カストリ雑誌
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== 当時占領期の文化 ==
 
[[File:Rashomon poster 2.jpg|thumb|映画「羅生門」のポスター<br>芥川龍之介原作の『藪の中』(やぶのなか)を1950年に映画化した。黒澤明(くろさわ あきら)監督作品。1951年度のヴェネツィア国際映画祭でグランプリ受賞。]]
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言論の分野では、占領軍に対する批判は規制され、発表できなかった(プレスコード(press code))
 
映画では、戦時中に公開の禁止されていた洋画が公開された。
 
いっぽう、演劇では、『忠臣蔵』や『水戸黄門』などの時代劇が、封建的であるとして、GHQの指令によって公開を禁止された。
 
 
言論の分野では、占領軍に対する批判は規制され、発表できなかった(プレスコード)。
 
1951年にラジオの民間放送が始まった。1953年には、テレビの本放送が開始した。
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文学では、1940年代後半に坂口安吾が『白痴』を発表、太宰治が『斜陽』を発表。
 
:※ 検定教科書によっては、三島由紀夫『仮面の告白』が紹介されている。
 
その他、この時代、多くの雑誌が創刊した。
 
(※ 範囲外: )創刊した雑誌のなかには、売れ行きの悪いものもあり、そのような雑誌は粗悪な酒に例えられてカストリと呼ばれ、廃刊していった雑誌も多い(カストリ雑誌)。
 
{{コラム|その他の文化 音楽関係|
文化的な作品は多くあり、すべてを教科書では紹介することは出来ないし、入試にも出ないだろう。
 
本コラムでは、誤解しやすい作品について、いくつか紹介する。
 
終戦直後の時代(1945年)に流行した歌謡曲のひとつ『リンゴの唄』を発売時に歌った歌手は、並木路子(なみき みちこ)である。美空ひばり(昭和中期の歌手)ではない。美空ひばりは、1946年のNHK『素人のど自慢』に当時9歳で出場したときに、この歌を上手に歌ったことで注目されるようになった(将来の)歌手である。
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{{コラム|その他の文化 マンガ関係|
漫画家の手塚治虫(てづか おさむ)は占領期に既にプロデビューしていたが、作品がヒットしたのは、占領後の時代。
 
このため検定教科書では、占領期の作家としては、手塚を紹介していない。高度経済成長期の作家として、検定教科書では手塚が紹介されることが多い。
 
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[[File:Rashomon poster 2.jpg|thumb|映画「羅生門」のポスター<br>芥川龍之介原作の『藪の中』(やぶのなか)を1950年に映画化した。黒澤明(くろさわ あきら)監督作品。1951年度のヴェネツィア国際映画祭でグランプリ受賞。]]
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== 日本の独立 ==