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== DOSの概念 ==
 
=== ディスク・ファイル ===
; ディスクドライブ (A, B, C, D, ... Z)
: ディスクドライブには「ドライブレター」というアルファベットのドライブ文字が割り当てられ、「Aドライブ」などと呼ぶ。[[w:PC/AT|PC/AT]]アーキテクチャではフロッピーディスクドライブにはAまたはBの文字が、ハードディスクドライブやCD-ROMドライブにはC以降の文字が割り当てられる。[[w:PC-9800シリーズ|PC-98]]アーキテクチャでは、フロッピーディスク、ハードディスクを問わず起動ドライブがAドライブとなり、その後B、C、Dと順番に割り当てられていく。CONFIG.SYSのLASTDRIVEで上限を設定できる。</br> なお、現代のパソコンで内蔵ドライブの多くがCドライブになるのは、このMS-DOSの設定で、A・Bドライブが[[w:フロッピーディスクドライブ|フロッピーディスクドライブ]]、更に詳しく書くと、AドライブがMS-DOSのフロッピーディスク用のドライブ、Bドライブがその他のフロッピーディスク用のドライブ用で、Cドライブが[[w:ハードディスク|ハードディスクドライブ]]用と割り振られているからである。決してCドライブの"C"は「computer」の"C"ではない。コンピューターの記憶装置として普及したフロッピーディスクから順番に割り振っていったらハードディスクのドライブレターが"C"になったということにすぎない。なお、フロッピーディスクドライブがA・Bと二つ割り振られているのは、当時、AドライブでMS-DOSを読み込みながらBドライブのフロッピーディスクの作業をしていたからである。<br> また、[[w:ソリッドステートドライブ|SSD]]は[[w:ハードディスク|ハードディスクドライブ]]の代替であるから、ハードディスクドライブと同じCドライブである。
; カレントドライブ
: カレントドライブとは、対象となっているドライブのことである。カレントディレクトリとともに操作対象のディレクトリを指定する。「C:」や「D:」などのコマンドで変更できる。
; ディレクトリ
: ファイルを階層化して管理する概念としてディレクトリと呼ばれるものがある。バージョン1には、ディレクトリの概念がない。なお[[w:Windows|Windows]]ではフォルダと呼ぶ。
; カレントディレクトリ
: カレントディレクトリとは、対象となっているディレクトリのことである。各ドライブごとに存在し、それぞれを内部コマンドのCDで変更できる。
; [[w:ファイルシステム|ファイルシステム]]
: FAT ([[w:File Allocation Table|File Allocation Table]]) を用いる。FATは[[w:Microsoft Windows 95|Windows 95]]でファイル名の長さ制限を256バイトにした[[w:File Allocation Table#VFAT|VFAT]]に拡張された。なお、VFATをDOS/Vフォーマット、IBMフォーマットなどと呼ぶこともある。<sup><span title="要出典">''<nowiki>[</nowiki>[[w:Wikipedia:「要出典」をクリックされた方へ|<span title="要出典">要出典</span>]]<nowiki>]</nowiki>''</span></sup><!-- VFATはDOS/Vでは正しく扱えないためDOS/Vフォーマットと呼ばれるには疑問が残る.またPC-DOSではVFATはサポートされたことがないためIBMフォーマットと呼ばれるのも疑問. -->
: また[[w:NTFS|NTFS]]などのパーティションにアクセスするためのドライバも販売されていた。
<!--
「ディスクフォーマット」と言いながらフロッピーディスクの種類に言及しているため一旦オミット.
フォーマットの違いだけでなく磁性体の違いなどもあるため不適当.
; ディスクフォーマット
: ディスクフォーマットは、ファイルシステムを含むディスク上のデータを記録する形式のことである。
:* 2DD - 640KB, 720KB
:* 2HD - 1.21MB, 1.25MB, 1.44MB
:* 2ED - 2.88MB (2EDはほとんど普及しなかった)
: 現在、普及しているフロッピーディスクのフォーマットは、DOS/V 1.44MB 2HDが主であり、1995年以前の日本ではPC-9800シリーズ用の1.25MB 2HDが使われたが、Windowsの登場以降では1.44MB 2HDに移行した。
-->
 
=== 起動プロセス ===
 
次の順にファイルを読み込む。
 
* <tt>IO.SYS</tt> (必須)
* <tt>MSDOS.SYS</tt> (必須)
* <tt>CONFIG.SYS</tt>
* <tt>COMMAND.COM</tt> (変更可)
* <tt>AUTOEXEC.BAT</tt>
 
{|class='wikitable'|
|style='text-align: center;'|<tt>IO.SYS</tt>
|style='text-align: center;'|&rarr;
|style='text-align: center;'|<tt>MSDOS.SYS</tt>
|style='text-align: center;'|&rarr;
|rowspan='2' style='text-align: center;'|<tt>CONFIG.SYS</tt><br/>(省略可)
|rowspan='2' style='text-align: center;'|&rarr;
|rowspan='2' style='text-align: center;'|シェル<br/>(省略時<tt>COMMAND.COM</tt>)
|rowspan='2' style='text-align: center;'|&rarr;
|rowspan='2' style='text-align: center;'|<tt>AUTOEXEC.BAT</tt><br/>(省略可)
|-
|style='text-align: center;'|<tt>IBMBIO.COM</tt>
|style='text-align: center;'|&rarr;
|style='text-align: center;'|<tt>IBMDOS.COM</tt>
|style='text-align: center;'|&rarr;
|}
 
なお、PC DOSまたはDR DOSの場合には<tt>IO.SYS</tt>は<tt>IBMBIO.COM</tt>に,<tt>MSDOS.SYS</tt>は<tt>IBMDOS.COM</tt>
となる。また、<tt>AUTOEXEC.BAT</tt>は<tt>COMMAND.COM</tt>から呼び出されるため、<tt>CONFIG.SYS</tt>において<tt>SHELL</tt>変数を<tt>COMMAND.COM</tt>以外を指定した場合には読み込まれない。