「高校物理 波」の版間の差分

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→‎縦波: :※ 数式で縦波を表したい際は、縦波の強さも、(高校レベルでは)三角関数で近似してよい。(入試などでも、そのような出題は多い。)
引用、w:全反射照明蛍光顕微鏡 2018年4月30日 (月) 12:52‎ から、エバネッセント光の話題で全反射顕微鏡についての図の説明を引用。
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{{コラム|エバネッセント光 (高校の範囲外)|
[[Image:Tirfm.svg|thumb|right|300px|(落射型の)全反射蛍光顕微鏡の構造<ol>
<li>試料</li>
<li>エバネッセント光</li>
<li>カバーガラス</li>
<li>オイル</li>
<li>対物レンズ</li>
<li>蛍光(検出する信号)</li>
<li>励起光</li>
</ol>]]
 
じつは、光が全反射をするとき、光のごく一部が、境界面で反射しきれずに、少量の光が向こう側の媒質に、はみでてから、光が反射する。このため、光は向こう側の媒質に、少しだけ、はみでており、このような光のことを'''エバネッセント光''' (evanescent light) という。
 
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また、このエバネッセント光の計算は、高度に専門的なので、大学入試には出ないだろうから、高校生は安心して良い。
 
エバネッセント光の実用として、すでに、顕微鏡に応用されている。生命科学などで応用されている全反射照明蛍光顕微鏡では、媒質の境界面付近だけにエバネッセント光がしみだすので、境界面付近のごく薄い厚さの領域にだけ、光を当てることができる。これを利用して、領域外の物質が顕微鏡に写ることを遮断できる。
なお、光ファイバーのように、その製品内で全反射を何度もくりかえす工業製品では、エバネッセント光などの考慮も、必要になってくるかもしれない。
 
}}