「高等学校生物/生物II/遺伝情報の発現」の版間の差分

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→‎遺伝性の代謝異常: 範囲外として、フェニルケトン尿症がけっこう重篤な病気だという事を追記。神経症状および、知的発育障害。
アルビノについて説明。
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: (範囲外 ) フェニルケトン尿症は、神経症状を起こすため、乳幼児には知的発育障害をもたらす。フェニルアラニンを含まない食事療法が必要である。(※ 詳細は省略。)
 
なお「アルビノ」とは、メラニン色素をつくる遺伝子が突然変異などで欠損したことによって起こり、そのために、体が全体的に白く、瞳(ひとみ)は赤い、症例または そのような動物個体。わかりやすい例でいうと、白ウサギのような色をしている動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赤色は、毛細血管の色である。
 
=== DNA修復 ===
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===== ホルモンと遺伝子発現 =====
=== 突然変異 ===
* 異数体
染色体は、ふつうは2nだが、まれに2n±1や2n±2などの個体が現れ、このような性質を異数性といい、その性質を持って生まれた個体を異数体という。
 
* '''ダウン症'''(Down's diseasef)
ヒトの遺伝病の一つ。21番目の染色体が一本多い。母親の高齢出産で生じやすくなる。このため染色体数は合計で47本になる。母親の高齢出産で生じやすい。
 
* (他単元の知識)
*倍数体
ダウン症のほかにも、動物には、さまざまな突然変異の症例があり、多すぎるので、すべては紹介しきれない。高校生物で習う範囲での、ダウン症以外の突然変異の症例は、たとえばアルビノやフェニルケトン尿症やアルカプトン尿症がある。
 
「アルビノ」とは、メラニン色素をつくる遺伝子が突然変異などで欠損したことによって起こり、そのために、体が全体的に白く、瞳(ひとみ)は赤い、症例または そのような動物個体。わかりやすい例でいうと、白ウサギのような色をしている動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赤色は、毛細血管の色である。
 
フェニルケトン尿症やアルカプトン尿症については、他の単元で説明する。(単元「遺伝性の代謝異常」など。)
 
 
* 倍数体
染色体の核相が3nや4nの場合、そのような性質や現象を倍数性といい、その性質を持って生まれた個体を'''倍数体'''(ばいすうたい、ploid)という。3nのものを三倍体といい、4nのものを四倍体という。なお、通常の核相2nの個体を二倍体という。
 
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三倍体は、四倍体と二倍体とを交配させて作る。
 
* 突然変異の種類
 
:欠失 ・・・ 染色体の一部が切れて消失。
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:逆位 ・・・ 染色体の一部がいったん切り離されて、結合しなおすときに、逆向きになって結合した場合、結果的に逆向きの配列になる。
 
* 人為突然変異の方法
:物理的現象による誘発・・・ 放射線やX線、紫外線
:化学的現象による誘発・・・ マスタードガス、亜硝酸
 
* パンコムギの遺伝子について
 
=== 執筆予定 ===