「高等学校生物/生物I/環境と動物の反応」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
MHCについて、一部教科書の発展的記述を追加。
* 樹状細胞などの抗原提示について
337 行
 
 
* 樹状細胞などの抗原提示について
* MHC(主要組織適合性複合体)の詳しい仕組み (範囲外?)
[[File:MHC for beginners jp.svg|thumb|300px|MHCとT細胞受容体]]
 
マクロファージや樹状細胞も、病原体などを分解して、そのタンパク質断片を(マクロファージや樹状細胞の)細胞表面で抗原提示をして、ヘルパーT細胞を活性化する、・・・と考えられている。(※ 検定教科書では、MHCかどうかは、触れられてない。)
樹状細胞の食作用で分解された抗体の断片が、樹状細胞内でMHCと抗体断片が結合し、そして結合したもの(MHCと抗体断片の結合物)が食細胞の細胞表面に運ばれることで抗原提示をする。
 
(※ まだ新しい分野でもあり、未解明のことも多く、高校生は、この分野には、あまり深入りしないほうが安全だろう。)
 
そして、樹状細胞の細胞表面に提示された抗原に、ヘルパーT細胞が結合することにより(ヘルパーT細胞の表面に、MHCで抗原提示された抗原との結合のための受容体がある)、T細胞が抗原を認識する。