「学習方法/高校生物」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
普通高校の生物系の科目には、『生物基礎』と、専門科目の『生物』の2科目がありますが、生物基礎の教科書にしか書いてない話題がいくつかあります。 たとえば、ツベルクリン反応など、実社会と生物学との関係などの単元は、専門『生物』の教科書には、まったく書いてないのが通常です。
資料集ではなく教科書で勉強しよう
8 行
 
たとえ、アナタ自身が医療職を目指さなくても、高校生の中には医療職を目指す人もいるのだから、高校生物では、これらの進路にも対応した教育が、なされることになる。
 
 
 
== 資料集ではなく教科書で勉強しよう ==
生物の場合、資料集では、教科書範囲の内容の説明のついでに、大学レベルや専門教育レベルの話題も書いてあり、高校の範囲を超えている話題が、いくつかあります。
 
たとえば、解剖学などで、そのような傾向が多く見られます。
 
いちいち解剖図で、どこからどこまでが高校範囲で、どこからが大学範囲とか、資料集は書いてくれません。
 
 
いちおう、あまりに高度な話題ばかりの段落は「発展」とか「コラム」とかに分けられたりします。しかし資料集では、たとえば、人体の内臓の仕組みについて「生物基礎」とか書いてあるのに、センター試験には出題されなさそうな解剖学的な人体の内臓の細かい情報なども載っています。
 
 
センター試験に出題されそうな話題は、あくまで参考書の範囲くらいまでです。つまり、たとえば数研チャート式や文英堂シグマベストなどの高校生物の参考書までです。
 
なので、高校生は、まず教科書や参考書で勉強を始めましょう。
 
特に生物資料集は、高校で生徒に買い与えられる場合も多いですが、しかし、上記のような特徴がありますので、使用には注意が必要です。
 
資料集を読んでもいいですが、まず教科書や参考書で基本的な知識を把握しましょう。
 
 
== 教科書に書いてない話題は後回し ==
たとえば、1990年くらいの昔の高校では、[[w:ボルボックス]]とかユードリナとか細胞群体とか教えていました。その後、教育カリキュラムが変わり、そういうのが教えられなくなりました。(いちおう、第一学習社の検定教科書では、ボルボックスなどを紹介しているが、他社の教科書では説明が見られないのが普通。)
 
大学入試では、二次試験や私大入試で、そういう昔の高校範囲の話題も出るかもしれないし、参考書は他に紹介することなくページが余ってるので、参考書には、高校カリキュラムの範囲外になった話題も載ってたりします。
 
しかし、現代の高校生にとって、そういう、古典的カリキュラムな内容は後回しにすべきです。
 
 
文部科学省が、「それらの単元を教育する必要性が乏しい」と判断したから、それらの単元が高校カリキュラムから外れたのです。
 
1990年以降、急速にバイオテクノロジーや遺伝子工学が発達し、その結果、遺伝子工学などの知見にもとづいて高校カリキュラムを文部科学省が組みなおし、高校生物のカリキュラムが大幅に変わったのです。
 
そして、最新の知見を反映した現在のカリキュラムのほうが、過去の古典的カリキュラムより洗練されています。現在のカリキュラムのほうが、より短期間に多くのことを学べます。
 
 
なので高校生は、まず現在のカリキュラムを中心に勉強しましょう。
 
そのために、まず検定教科書を中心に勉強しましょう。
 
参考書より、まず検定教科書です。
 
 
== 生物基礎の教科書を保管しておく ==