「高等学校理科 生物基礎/ホルモンによる体内環境の調節」の版間の差分

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==== ホルモンの働き ====
===== 心臓の拍動の調節 =====
心臓の拍動は延髄と自律神経によって調節されている。
 
運動などによって酸素が消費され、二酸化炭素濃度が高くなると、
延髄は交感神経を働かせ、
交感神経の末端から'''ノルアドレナリン'''(noradrenaline)が放出され、
心臓の拍動数が増加する。
 
逆に安静時に酸素の消費量が減り、二酸化炭素濃度が低くなると、
延髄は副交感神経を働かせ、
副交感神経の末端から'''アセチルコリン'''(acetylcholine)が放出され、
心臓の拍動数が減少する。
 
心臓の拍動の調節の実験には、
[[w:オットー・レーヴィ|オットー・レーヴィ]]のカエルの心臓を用いた[[w:オットー・レーヴィ#研究|実験]]がある。
レーヴィは2つのカエルの心臓を取り出してつなぎ、リンガー液を循環させる装置を作った。
片方の心臓からのびる迷走神経(副交感神経)を刺激すると、その心臓の拍動数が減少し、
しばらくして、もう片方の心臓の拍動数も減少した。
これにより、迷走神経のシナプスから化学物質が分泌され、
心臓の拍動数を制御していることが明らかとなった。
その化学物質は、今日ではアセチルコリンであることが分かっている。
 
===== 浸透圧の調節 =====
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また、副交感神経によって、肝臓での物質の分解が抑制され、熱の産生を抑える。
 
==== その他 ====
[[File:Thyroide.jpg|thumb|甲状腺(こうじょうせん)の場所]]