「高等学校理科 生物基礎/遺伝情報の分配」の版間の差分

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DNAの「塩基」と言っても、アルカリ性ではないことを追記。
DNAの水溶液は全体としては、やや酸性である。東京書籍の検定教科書にも紹介されているが、窒素を含む有機化合物のことを「塩基」という習慣がある。
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:(※ 範囲外: ) DNAの4つの「塩基」という呼び方は、英語の base を和訳したものであろうと思われる。英語ではDNAの4つの base のように言う。化学の分野で、すでにアルカリ性の物質を base という専門用語があり(高校『化学基礎』科目で習う)、そのアルカリ物質を「塩基」という和訳語があるので、おそらく、その訳語を参考にしたものと思われる。
:読者に気をつけてほしいこととして、けっしてDNA全体がアルカリ性であるわけではない。「『核酸』で酸なのに塩基とは、どういう事か?」と疑問にもつ人もいるかもしれない。
:啓林館の教科書に書かれているが、(DNAやRNAなどの)核酸は酸性である。
:ネット上では、DNAの「塩基」をアルカリ性だという言説もあるが、中性物質もしくは両性物質だという言説もある。
:※ 東京書籍の検定教科書にも紹介されているが、窒素を含む有機化合物のことを「塩基」という習慣がある。
:もしかしたらDNAのbaseを「塩基」と訳すのは誤訳かもしれない。もしかしたら野球の4つのベースとか、そっちのほうの意味かもしれない。