「高等学校生物/生物II/生物の系統」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
キノコは単細胞ではない。 |
→生物の3ドメイン: (光合成などを行う)独立栄養生物であるかどうかは、「細菌ではない」かどうかは無関係である。もし、シアノバクテリアは「光合成を行うので独立栄養生物である」という理由で、仮に「細菌でない」(仮)と仮定すると、硝酸菌の硝酸からのエネルギー摂取の行為も独立栄養生物の行為なので、硝酸菌が「細菌ではない」(仮)になってしまい、不合理である。 |
||
79 行
細菌(バクテリア)
:大腸菌、ネンジュモ(シアノバクテリア)、枯草菌、硝酸菌、クラミジアなど。
なお大腸菌もネンジュモも、単細胞の原核生物である。現在では、「細菌」の分類の条件として、原核生物であることを要求するのが一般的である。▼
:※ 「ネンジュモ」とは聞きなれない生物だが、センター入試に良く出た。2014年センターと2015年センターに出た。
▲なお現在では、「細菌」の分類の条件として、原核生物であることを要求するのが一般的である。
シアノバクテリアは光合成を行える。なのでシアノバクテリアをついつい植物に分類しがちであるが、しかし上述のような理由からシアノバクテリアは細菌に分類する場合が多い。
この前提をもとにすると、酵母菌は単細胞であるが真核生物なので、「細菌」でないことになる。(※ 教科書では特に明記されてないが、センター試験で出題された。)そのため酵母菌は、カビやキノコ(ともに真核生物)の仲間であると考えられている。▼
(光合成などを行う)独立栄養生物であるかどうかは、「細菌ではない」かどうかは無関係である。もし、シアノバクテリアは「光合成を行うので独立栄養生物である」という理由で、仮に「細菌でない」(仮)と仮定すると、硝酸菌の硝酸からのエネルギー摂取の行為も独立栄養生物の行為なので、硝酸菌が「細菌ではない」(仮)になってしまい、不合理である。
「菌」であるかどうかは、原核生物とは無関係。たとえばキノコなどは「子のう菌」(しのうきん)に分類される。(※ 詳しくは、後述する。)▼
▲
▲「菌」であるかどうかは、原核生物とは無関係。たとえばキノコなどは「子のう菌」(しのうきん)に分類される。(※ 詳しくは、後述する。)
== 動物の分類と系統 ==
|