「高等学校数学I/図形と計量」の版間の差分

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三角比の値を求めたい場合、近似値で済む場合なら、定理を使わなくても作図と定規(じょうぎ)によって三角比の近似値を求めることは可能である。
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== 備考 ==
高校では教育の都合上、三角比をもちいた様々な定理を教えるが、しかし実用では、三角比は、そもそも定理を知らなくても図形の各辺の比率計算ができるように開発されたのが三角比(または三角関数)である。
ただし物理学など数学以外の分野では、三角形以外の計算でも、三角比の定理を使う場合があるので、三角比のかかわる定理を学ぶことも意義のあることではある。
 
また、それぞれの角度の三角比の値を求めたい場合、近似値で済む場合なら、定理を使わなくても作図と定規(じょうぎ)によって三角比の近似値を求めることは可能である。つまり、実際に作図で、その角度の直角三角形を書き、そして定規(目盛のある定規)などをもちいて、書かれた三角形の各辺の長さを測定し、その測定結果をもとに三角比の近似値を求めるという手法も、原理的には可能である。