「高校化学 金属と合金」の版間の差分

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ランタン-ニッケル合金を母材にした、ニッケル水素電池が実用化されており、ハイブリッド自動車で実用化している。今後の水素自動車や燃料電池自動車などの燃料タンクとしても期待され、開発が進められている。
 
このほか、チタン鉄合金系もある。
 
=== 形状記憶合金 ===
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眼鏡フレームなどに利用されている。
 
 
=== 超伝導合金 ===
:(※ 実教の化学基礎、東京書籍の専門化学、チャート式などで紹介)
ある種類の物質は、きわめて低温(たとえば絶対零度のちかく)で、電気抵抗がゼロになる。実用化されてる超伝導合金の代表例として、スズとニオブの合金がある。
 
応用としては、強い電磁石を作る際に、よく超伝導合金が利用されることがある。医療用MRI(磁力を応用して、人体の断層写真を撮影できる装置)などに、超伝導合金が利用されているという。また、研究開発中だがリニアモーターカーにも、すでに超伝導合金が応用されているという。
 
:(※ このほか、チャート式には『マイスナー効果』などの紹介がある。)
 
スズ-ニオブ系のほかにも、いくつもの超伝導合金が知られている。
 
=== アモルファス合金 ===
:(※ 実教出版で紹介。)
 
高温状態で柔くなった金属を急冷すると、原子が通常の結晶構造での位置に配置される前に、冷却によって金属全体が固化してしまい、通常の位置に原子が配置されない。
 
そのため、急冷した金属・合金のいくつかは結晶構造をもたず、通常の金属とは違った特性をもつ。磁力的な性質が、異なっている場合が多い
 
このように、結晶をもたない金属を、アモルファス金属(amorphous metal)といい、そのような、結晶をもたない合金をアモルファス合金という。
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短所として、高温での加工をしようとすると結晶化してしまうので、原理的に高温での加工ができないという、短所がある。
 
耐腐食性が高まっている場合もあり、そのような性質の必要な環境にも応用されているという。
 
:(※ アモルファス合金は、名前は『〜〜合金』だが、生成時の熱処理のテクノロジーでもあるので、他の出版社の教科書には記述が無いのだろう。チャート式ですら紹介していない。)
 
:(※ なお、ノーベル賞になった準結晶(じゅんけっしょう)は、これとは別の合金。教科書にも、まだ記述は無い。)
 
== いろいろな金属 ==