「高校化学 金属と合金」の版間の差分

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訂正。アモルファス合金について書いてある教科書は、東京書籍。
348 行
 
=== アモルファス合金 ===
:(※ 実教出版東京書籍とチャート式で紹介。)
 
アモルファス合金とは、結晶構造をもたずに非晶質(ひしょうしつ)の合金である
高温状態で柔くなった金属を急冷すると、原子が通常の結晶構造での位置に配置される前に、冷却によって金属全体が固化してしまい、通常の位置に原子が配置されない。
 
おおまかな製法は、高温状態で柔くなった金属を急冷すると、原子が通常の結晶構造での位置に配置される前に、冷却によって金属全体が固化してしまい、通常の位置に原子が配置されない。
そのため、急冷した金属・合金のいくつかは結晶構造をもたず、通常の金属とは違った特性をもつ。磁力的な性質が、異なっている場合が多い
 
磁力的な性質が、異なっている場合が多い。このように、結晶をもたない金属を、アモルファス金属(amorphous metal)といい、そのような、結晶をもたない合金をアモルファス合金という。
 
応用は、すでに磁気記録用ヘッドとして、(コバルトなどを含む)アモルファス合金が応用されている。
 
また、鉄系のアモルファス合金が、耐腐食性の必要な環境で用いられる場合もあるという。
 
このように、結晶をもたない金属を、アモルファス金属(amorphous metal)といい、そのような、結晶をもたない合金をアモルファス合金という。
 
短所として、高温での加工をしようとすると結晶化してしまうので、原理的に高温での加工ができないという、短所がある。
 
 
耐腐食性が高まっている場合もあり、そのような性質の必要な環境にも応用されているという。
 
:(※ アモルファス合金は、名前は『〜〜合金』だが、生成時の熱処理のテクノロジーでもあるので、他の出版社の教科書には記述が無いのだろう。チャート式ですら紹介していない。)
 
:(※ なお、ノーベル賞になった準結晶(じゅんけっしょう)は、これとは別の合金。教科書にも、まだ記述は無い。)