「モノポリー/戦略」の版間の差分
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* 大人数でのプレイの場合、交渉内容が自分にとって多少不利であっても取引をした方が結果的には有利なことがあります。取引に関わっていないプレイヤーにとって、取引によって独占が生じることは脅威になるからです。たとえば、4人でのゲームで、甲と乙が取引をすると双方ともに独占ができるとします。しかし、取引で甲が受け取る物件は、甲が乙に譲渡する物件より多少価値が低いとします。このとき甲は取引をするべきでしょうか?取引するべきでしょう。確かに取引直後は総資産の額面上は損をしていますが、独占を得ることにより、取引にかかわっていない残り2人のプレイヤーからより高額のレンタル料を得ることができます。このメリットは取引直後のデメリットを簡単に打ち消します。ゲームを進めるためには、特に理由が無い限り、積極的に取引をすることが重要です。誰も取引をしないと、ゲームが止まってしまうことがしばしばあります。
*とくにゲームの終盤においては、負けそうなプレイヤーが反撃に出て、勝ちそうなプレイヤーを逆に打ち負かしてしまうことが起こるので、積極的に交渉に参加する必要があります。たとえば、レンタル料を交渉なしに払うことが出来なくなったプレイヤーがいたとします。このような状況に陥ったプレイヤーは、どのみちあと数ターンで破産するのだから、と勝利をあきらめて、所有する物件を比較的安い価格で債権者(レンタル料を受け取るべきプレイヤー)以外の誰かに売却してしまうことがあります。すると、物件を入手したプレイヤーは独占が出来た場合は有利な立場になり、時に元々の債権者を打ち負かしてしまうこともあります。
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