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:'''注意''' 検定教科書では現代の美術家たちの作品も載っているが、まだ著作権の有効期間中なので、現代作家の作品の多くはwikibooksでは紹介できない。
 
== 学習内容 ==
=== スケッチおよびデッサン ===
:※ wikibooksでは、絵の具をつかってないスケッチしかないですが、しかし、実際のスケッチでは、絵の具を使ってもかまいません。
:※ とはいえ、世間一般の絵のかきかたでは、けっして、いきなり絵の具を使うことは、少ないのです。じつは、最終的に色が画用紙全体に多様に塗られている作品であっても、一般の黒エンピツなどでおおよその輪郭を下書きをしている作品は、多くあります。
 
[[画像:Frans Koppelaar - Lions.jpg|thumb|left|スケッチの例]]
[[File:William-Adolphe Bouguereau (1825-1905) - Study of a Seated Veiled Female Figure (19th Century).png|right|thumb|200px|デッサンの例。ウィリアム・アドルフ・ブグローによるデッサン]]
[[File:Carracci, Annibale - Studio di nudo.jpg|right|thumb|200px|デッサンの例。アンニーバレ・カラッチ(1560–1609)によるデッサン]]
 
スケッチ (sketch)とは、おおまかに形を描くことです。けっして、デッサン(素描・そびょう)のように物の形や色などを正確に描写することが目的'''ではありません'''。
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どちらにせよ、理解をすることが目的です。
 
:※ 学校教科書には書いてませんが、もし実物の理解が目的なので、下書きを書いてて「まちがえた」と気づいた場合、消しゴムでその部分を消す場合もあるしょう。このため、下書きはエンピツで行うことになるでしょう。
 
スケッチの対象の実物がすでに存在する場合は、その対象をよく観察し、発見したこと、感じたことを自分らしく表現することがスケッチです。
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まずはたくさんのスケッチを描き、スケッチを通して絵を上達させましょう
 
{{コラム|「クロッキー」とは|
* デッサン(フランス語: dessin)
絵画の作品の題名や評論などをみると、ときどき「クロッキー」といった言葉を目にします。この用語は、どういう意味かというと、主に次のような意味です。
基本は、鉛筆で書く。間違えたら、消しゴムで消す。
基本的に、シャープペンでは描かない。
また、ボールペンや万年筆は消せないので、使わない。色鉛筆も使わない。
 
鉛筆は、数本、用意する。鉛筆の全部は、先端を尖らす必要は無い。
 
【目的】<br>
練習としてデッサンをする場合の目的は、描く事を通して、形状や表面の質感などの特徴を把握し、また照明などによる明暗の表現と、観察物の形状の理解とを結びつけることが目的。
 
なので、描くのに、やや時間が掛かってもよい。(クロッキ-や絵コンテなどとは目的が異なる)
 
また、デッサンの線の色は、鉛筆の黒の単色だけで良い。色鉛筆は用いない。
 
観察物の明るい箇所を画用紙に描く場合は、画用紙の該当する箇所を消しゴムで消すなどして、紙の白色にするのが普通。
 
* クロッキー(仏: croquis)
[[画像:Croquis.jpg|thumb|left|クロッキー]]
人物などの複雑な形を、数十秒~1分程度の短時間で、おおよその形を描く。目的は、形を短時間で把握する能力の向上である。したがって、クロッキーでは、あまり時間をかけてはならない。時間をかけてでも細かく書く練習は、クロッキー以外の練習(たとえばデッサン精密画など)で行うべきである。
 
}}
 
=== 風景画 ===
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風景画は書くのに時間が掛かる。数時間は掛かる。生き物などは、動いてしまうので、中学校美術での風景画の実習などでは描かない。
 
=== 木彫 ===
 
=== 動物画 ===