「中学校技術/マルチメディア関係の技術」の版間の差分

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Image:Saturation.gif|色空間の横断面。中心からの距離が彩度。
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※ 読者は、これらの話題は「美術の話題では?」と思うかもしれないが、じつは画像処理ソフトなどを扱うとき、色の加工や調整などを行う際、これらの知識が必要になる場合がある。また、テレビモニターなどの画質調整などをする際に、必要になることがありうる知識でもある。
 
 
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ファイル:MunsellColorCircle.png|色相環
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=== 三原色 ===
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印刷物の色を分解するときに用いることが多い方式。
絵の具を混ぜるとき、赤色の絵の具、黄色の絵の具、青色の絵の具の三色をまぜると、黒色になるという事実にもとづく。
 
 
※ 絵の具は工業製品である。中学では「美術」教科で扱うの内容だが、技術を学ぶなら、中学でならう混色の原理くらい理解しておこう。
 
 
 
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== アニメーションの原理 ==
:※ 美術の内容だが、アニメは何かと大掛かりになるので、原理の理解が必要である。ビデオ編集ソフトの知識だけでは、ろくなアニメは作れない。(もし、ビデオ編集ソフトの知識だけで面白いアニメが作れるなら、いまごろ中国・韓国・東南アジア諸国あたりが世界のテレビアニメ産業の発注元になってるだろう。現実は日米がテレビアニメの発注元の多くを占める。)
 
 
テレビなどで見られる動画の原理は、テレビの映像を瞬時に切り替えて、動いているように見せているだけである。
 
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== カメラ・写真の技法 ==
=== レンズの焦点距離による違い ===
 
:※ 中学では「美術」で習うが、技術者志望だったらレンズの広角・望遠の種類くらい知っとけ。だいたい、製造業でも工場内の様子の写真とか撮影することあるわ。まさか、オマエさん、工場内の撮影の際に、いちいち外部からカメラマンを呼ぶつもりでもあるまい。
 
== 錯視や錯覚 ==
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File:Facevase.png|ルビンの つぼ。 
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白い壷(つぼ)にも見えるし、あるいは、向かいあった人の顔の影にも見える。
 
*エッシャー(マウリッツ・コルネリス・エッシャー Maurits Cornelis Escher)
:(※編集者への注意:  この芸術家は死去後70年を経ていないので、作品はパブリックドメインにありません。その作品を写した写真やスキャン画像をウィキペディアにアップロードしないでください。)
 
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File:Onm kubus2.png|エッシャー的透視法で描かれた立方体。「ネッカーの立方体」を応用している。]]
File:Waterfall.svg|エッシャー的透視法で描かれた滝
File:Impossible staircase.svg|上昇と下降の手法を用いた階段(→ペンローズの階段)
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== カメラ・写真の技法 ==
=== レンズの焦点距離による違い ===
* 広角(こうかく、wide angle)
焦点距離が近く、広い範囲の角度を写せる。
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:※ パソコン用マイクや録音マイクにも種類があるが、専門的な話題になるので説明を省略。とりあえず、どのパソコンにも接続できる形式の安めのマイクを買ってみて、問題点があれば、より高いマイクを買うことになるだろう。現在では、ネット通話などのためのパソコン用の録音マイクが、数千円で家電量販店で購入できるハズ。
:※ マイクの種類はかなり専門的な話題になり、パソコン接続用の録音マイク以外にも、テレビ局・ラジオ局などの人が使うような業務用の音響機器(「オーディオインターフェース」という)に接続するマイクもある。しかし、初心者は、パソコン接続用マイクを買うのが良い。高価なマイクの中には、専用の音響機器につながないと使用できないものがあり、機材も大きいので、初心者には高価なマイクは不要である。「オーディオインターフェース」は、いくつも調整ツマミがあったりして、中学生・高校生には使いこなせないので、購入は不要である。
::※ 読者が音響以外の分野にも知識を応用できるように、工業的な原理を説明しよう。そもそも、パソコンは本来、計算機器であり、あまり計測とか観測とかは苦手である。いっぽう、'''マイクは、じつは音波を計測することのできる計測機器'''なのである。計測機器では一般に、精度の高い計測を行う場合には、ノイズの除去や電圧の安定化のために、専用の外部電源を積んでいる専用の外部機器(大きさは種類にもよるが、これだけで大きさが小型タブレットPC~ノートパソコン1個くらいの大きさだったりする)が必要だったり、場合によっては専用のケーブル(けっこう太い場合があり、直径1センチくらいあったりする)すらも必要になったりする。外部電源が必要だったりするので、コンセントをもう1個使う場合もある。
::また、専用の外部機器に調整ツマミがいくつも付いているのも、なにもマイクにかぎらず、計測機器ではよくある仕様である。
::しかしパソコンでは、小型化や省電力化のため、こういった計測用の外部電源や専用機器・専用ケーブルなどは、まったく付いていない。そのため、
::もし、デジタルの測定機器をパソコンにそのまま接続すると、計測するデータの品質は(業務用の測定機器と比べると)かなり精度は低くなるのが通常である。またあるいは、専機器は、動作に必要な電圧けっこう高く(数十ボルト)、初心者・子供そもパソコンには取り扱直接接続できなは、け構造になこう危険でている場合もある。
::いっぽう、パソコン用のマイクは、小型化・省エネ化・安全化のために最低限の品質になっておりいるのでテレビ局・ラジオ局などの業務用のマイクとは、性能がかなり違った性能にている。のでパソコン用のマイクで録音しても、けっしてテレビ局・ラジオ局とかの人が使っているマイクのような低ノイズの録音は出来ない。(パソコンにかぎらずラジカセとかに接続するマイクで録音してもノイズが発生するのは、こういうことが原因のひとつ。家庭用のマイクでは、あまりノイズを除去できない。)なので、テレビ局のような低ノイズの録音は、学生はあきらめよう
::このため、高額なマイクの購入時には、使いこなすためには、こういった背景知識が必要になる。
:※ パソコン用マイクですら種類はいろいろとあり、「コンデンサマイク」または「ダイナミックマイク」とか、いろいろマイクの種類がある。さらに「USB接続」または「3.5mmステレオミニプラグ」とか、あるいは「指向性」の有無とか、いろいろな要因があるが、中学高校レベルを大幅に超えるので説明を省略。これらの用語が分からないなら、使用すべきマイクは当面のあいだ、家電量販店で購入できるような、普通のパソコン用の録音マイクを買うのが良いだろう。けっして、通販とか専門店とかで、高いマイクは買わないほうが安全である。
 
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;手書きアニメ
なお、手書きのアニメを作りたい場合、現在ではコンピュータ上で編集するのが、アニメ産業での実務でも通例である。(昔は「セル」といわれる透明なプラスチックにアニメ専用の絵の具を塗る「セル画」(セルが)を使っていたが、しかし、絵の具の乾燥の待ちや、物量がかさばるなど、手間が掛かるし、保管場所も必要になってしまうので、もう現代のアニメ産業ではセル画は使わないのが通例。)
 
アニメ専用のソフトウェアもあるが、高度なので説明を省略。(いちおう東京書籍の検定教科書には「アニメーション作成ソフトウェア」の画面の例が掲載されている。)
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もし題名で『私たちの思い出』とかだけ書かれても、それが文化祭なのか修学旅行なのか卒業式なのか運動会なのか、第三者には、さっぱり分かりません。
 
『文化祭の思い出』とか『私たちの文化祭』のように、なんの行事を撮影したのか、題名から分かるようにしましょう。