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椎楽 (トーク | 投稿記録)
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<small>このメッセージは主に利用者‐会話ページに何も記入されていない方に投稿しております。もしMtodoさんが、すでに活動を開始されてから期間が経っていらっしゃるのでしたら、ご存知のことばかりをご案内したかもしれません。不明をお詫び申し上げます。</small>--[[User:Angol Mois|Angol Mois]] ([[User talk:Angol Mois|Talk]]/[[特別:投稿記録/Angol Mois|Log]]) 2015年10月11日 (日) 07:07 (UTC)
 
 
==「山吹色の英語翻訳」について==
 
山吹色の英語は、golden yellowが正しいです。bright yellowではありません。なぜなら、画像検索でbright yellowを調べてみたら、ほとんど純粋な黄色が出てきてしまいました。bright yellowの定義は、「bright=鮮明=純粋な色で、これだと橙色がかった黄色を表す修飾語が全く存在しない」を示すので、bright yellowは、一般に、純粋な黄色を指すことになります。 つまり、この考え方だとレモン色みたいな黄色と混同され、黄色に橙色がかっていない(=黄色に全く赤みがかっていないという意味になる)ので、黄色と区別が全く付かず、山吹色に近くない色になってしまい、精確さを欠く恐れがあり、色として正しく当てはまらなかったからです。山吹色とは、「橙色と黄色の中間色(=黄橙)。橙色がかった黄色。少し赤みがかった黄色。黄金色に見える黄色。」のことです。絵の具・ねん土に山吹色が無いときは、黄色と橙色を混ぜて作った色です(黄色+橙色=山吹色)。
 
(注):濃い黄色と書くと、トーン別のカラーチャートで、純粋な黄色から明度をわずかに下げた色と混同されてしまう気がします。濃い=明度に関する修飾語が多いため、「濃い黄色」という表現はたぶんおかしいと思うので使用しないほうがよいと思います。
 
golden yellowの定義は、gold(金色=黄金色)は、色相では橙色がかった黄色に当たるので、golden yellowも必ず橙色がかった黄色になるからです。画像検索でgolden yellowを調べたら、橙色と黄色の中間色(山吹色と同じ色)になっていました。ちなみに「JIS慣用色名」では、山吹色は10YR(0Y) 7.5/13(鮮やかな赤みの黄=vv-rY)。赤みの黄とは、「黄色が多く、赤が少ない」という意味で、橙色と黄色の中間ぐらいの色相のことです。マンセル表色系では7YR~2Y未満。ゴールデンイエローは7.5YR 7/10(強い赤みの黄=st-rY)(色相では山吹色よりやや橙寄りで、黄色との区別が更にはっきりしている。和名の山吹色に近い。それに、マンセル表色系の色相が7.5YRなので、赤みの黄の範囲内である)となっています。ですのでこれ全体がわかれば、山吹色の英語は、golden yellowが正しいです。bright yellowではありません。
 
でも、すべての翻訳サイト・翻訳アプリ・和英辞典では、山吹色の英語が、圧倒的にbright yellowが多くて、golden yellowがあまりヒットしません。
 
書籍の和英辞典では、以下の通りになります。
「ライトハウス和英辞典」「スーパーアンカー和英辞典」「ルミナス和英辞典」では、「bright yellow」と「gold」。
「デイリーコンサイス和英辞典」「フェイバリット和英辞典」「アドバンストフェイバリット和英辞典」「パーソナル和英辞典」「ウィズダム和英辞典」「サンライズクエスト和英辞典」「エクシード和英辞典」では、bright yellowのみ。
「プログレッシブ和英中辞典」「ジーニアス和英辞典 第3版」「ラーナーズプログレッシブ和英辞典」「新クラウン和英辞典」「新和英大辞典」「新和英中辞典」「旺文社和英中辞典」「ニュープロシード和英辞典」では、bright[golden]yellow。
「オーレックス和英辞典」では、golden yellowのみ。
「bright[golden]yellow」とは、「bright yellow」と「golden yellow」の2種類を略した書き方のことです。
 
ここで初めて出てきたのは「gold」で、goldだけだと、山吹色に金属光沢を合わせた色で、マンセル表色系では表現できず、yellowが付いていないので、山吹色やゴールデンイエローと比較すると少しでもくすんだ色(=黄土色に近い色)になってしまいます。
 
インターネットの内蔵和英辞書では、以下の通りになります。
「Weblio和英辞典」では、「golden yellow,bright yellow」。ネーミング辞典では「bright yellow,golden yellow,marigold」。「実用・現代用語和英辞典(更新前の様子)」では「bright yellow」。「英辞郎 on the WEB」では、「bright yellow,gold」。「WEBSARU和英辞書」「bab.la辞書」「Linguee辞書」では「bright golden yellow」。「Wordreference和英辞書」には未対応。
 
ここでもう1つ出てきたのは「bright golden yellow」で、「bright golden yellow」とは、「bright[golden]yellow」とは異なり、単にgolden yellowにbrightを付けたという意味で、色的にはgolden yellowと同様、これも山吹色に当てはまりますが、名前が長ったらしくて分かりにくくなると思い、ヒットが少ない気がします。分かりやすく言えば、「bright golden yellow」は、書籍の和英辞典には0件。またbrightは、トーン別の色相カラーチャートの「ブライトトーン」に当たるので、明度に関する修飾語と混同するなどの理由があります。ですのでbrightを消して「golden yellow」にすると、分かりやすくなると思い、書籍の和英辞典や画像検索、色名一覧やJIS慣用色名、一部の英和辞典などにもヒットします。
 
golden yellowは一部の英和辞典にもあり、例として、リーダーズ英和辞典にgolden yellowの見出しがあり、その日本語訳は「明るい黄色,鮮黄色;黄橙色,やまぶき色」という表記を致しております。
 
翻訳サイトでは、
「Google翻訳」では、yamabuki color(ウェブ検索からの場合は『bright yellow』)。
「Weblio翻訳」では、bright golden yellow。
「Bing[Word]翻訳」「Excite翻訳」「フレッシュアイ翻訳」「Never/Papago翻訳」ではbright yellow(ただし、Never/Papago翻訳では文章にするとgolden yellowになる場合もある)。
Baidu翻訳(このサイトのみ他の表記に切替可)では、golden yellow,bright yellow,bright golden yellow、yellowの4種類。
 
また、色鉛筆・クーピー・絵の具では、山吹色の英語は「chrome yellow」です。これだと、山吹色よりは黄色に近い色をしていて、JIS慣用色名では3Y 8/12(明るい黄=lt-Y)で、3Y=赤みの黄の範囲から外れています。JISの黄色は5Yで、マンセル表色系における赤みの黄は7YR〜2Y未満。黄は2Y〜6Y未満。つまり黄色との区別がほとんど無い気がします。chrome yellowは、日本語では「黄鉛」。黄鉛とは、クロム酸鉛を主成分とする黄色の顔料です。それにchrome yellowは本物だと耐候性が悪く、変色しやすいので今は使われなくなったため、当てはまらない気がします。
 
色見本をまとめてみますと、こうなります。
*山吹色…<span style="color:#FFBF00">●</span>
 
*bright yellow…<span style="color:#FFF600">●</span>
 
*golden yellow(画像検索の場合)…<span style="color:#FFB900">●</span>
 
*golden yellow(JIS慣用色名)…<span style="color:#F6AE54">●</span>
 
*bright golden yellow…<span style="color:#FFB900">●</span>
 
*chrome yellow…<span style="color:#FFD200">●</span>
 
*黄色…<span style="color:#FFEA00">●</span>
 
*黄橙…<span style="color:#FFB900">●</span>
 
まとめていうと、すべての翻訳サイト・翻訳アプリ・和英辞典などでは、山吹色の英語はずっと昔から「bright yellow」が圧倒的に多く、「golden yellow」があまりヒットしないため、「山吹色」という表記は曖昧さ回避ができず、混乱の原因になるかと思います。できれば、どうかすべての辞書や翻訳サイト・翻訳アプリ、色鉛筆、クーピー、絵の具などで、山吹色の英語をgolden yellowに訂正し(他の言語も同様)、bright yellowを廃止していただけませんか? もしできなければ、橙色と黄色の中間色名は、あえて山吹色とは呼ばずにゴールデンイエローと表記する解釈が誤解を防ぐことになるかもしれません。結論としては、橙色と黄色の中間色の正式名称は、「ゴールデンイエロー(旧・山吹色)」「日本色名は『黄橙』」という解釈でなければならず、山吹色はもう「JIS慣用色名」ではなくなってしまうのです。つまり、「JIS慣用色名」では、今までは全269色だったけれど、山吹色が廃止されることにより色名が1つ減って、全268色になるか、あるいは、「JIS慣用色名」から山吹色を廃止せずに「JIS慣用色名」に「黄橙」という色名を追加し、全270色にするしかないはずです。あえてそうしなければなりません。わかって下さい。