「中学数学1年 正負の数」の版間の差分

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=== 逆数 ===
:○×△=<math>\frac{3}{2}</math> に対する<math>\frac{2}{3}</math>のように、積が1なるとき2個ついて、一方の数をもう一方の数の '''逆数''' (ぎゃくう)であ△のこいう。つまり、○×△文字式で表せば a×b=1 となるとき、△は○ a に対する b のことを '''逆数''' (ぎゃくすう, 英:multiplicative inverse マルティプリカティヴ・インヴァース, reciprocal レシプロコル)であるという。かけて1になるということは、分母と分子がひっくり返れば約分されて1になるので、ある数の逆数を作るためには、分母と分子をひっくり返せばよい。例えば2に対する逆数とは、この数を分母にして、分子を1にした <math>\frac{1}{2}</math> である。また、分数<math>\frac{3}{5}</math>の逆数は、この分母と分子をひっくり返した、<math>\frac{5}{3}</math>である。
 
 
例: 負の数の逆数
<math>-\frac{3}{2}</math> の逆数をもとめよ。
 
<math>-\frac{3}{2}</math> に <math>-\frac{2}{3}</math>をかけると1になる。
 
よって逆数は <math>-\frac{2}{3}</math> である。
 
 
なお、この例からも分かるように、負の数についても逆数を決めることができる。
 
また、負の数の逆数は、負のままである。
 
また、0 の逆数は存在しない。なぜなら 分数の分母を0にすることはできないからである。また、0と掛けて答えが1になる数は存在しない。 どちらの考えにせよ、0の逆数は存在しないことが分かる。
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