「高等学校数学II/式と証明・高次方程式」の版間の差分

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===== 等式と不等式の証明 =====
さきほど紹介した「恒等式」という言葉を使って「証明」の意味を説明するなら、「等式を証明(しょうめい)する」とは、その式が恒等式であることを示すことである。
 
:※ しかし、実際に証明するときに、ここまで考える必要は無い。せいぜい、方程式と恒等式の言葉の使い方を間違えないように気をつければいい。言葉の使い分けが苦手なら、単に「式」または「等式」とだけ言っていればいいし、実際に中学の数学教育では そうしている。
 
それよりも、実際に等式を証明する際の手順を学ぼう。
 
 
一般的に、等式 A=B を証明するためには、次のような手順のいずれかを実行するのが通常である。
:(1)  Aを式変形してBを導くか、または Bを変形してAを導く。
:(2)  A,Bをそれぞれ変形して、同じ式Cを導く。
:(3)  AーB=0 を示す。
 
上記の3つの方法の内容は、どれも中学校または高校1年ていどで練習したものである( なので、暗記の必要は無い)。
 
 
 
例えば、