「高等学校数学II/式と証明・高次方程式」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
471 行
さて、上述の4つの基本性質から、
:a>0, b>0 ならば
を証明できる。
480 行
これに、性質(1) と 仮定の b>0 を適用し、
:<math> a+b>b </math> かつ <math> b>0 </math> <math>\Longrightarrow </math> <math> a+b>0 </math>
が成り立つ。
そして、前提の <math> a+b>b </math> と <math> b>0 </math> の両方とも、仮定などにより成り立っているので、よって結論の <math> a+b>0 </math> が成り立つ。
:※ なお P<math>\Longrightarrow </math>Q という論理式は、「もしも 前提のP が成立するとしたら 結論のQ も成立する」とだけしか主張していないので、前提のPが正しくない場合には結論 Q が成り立つかどうかは不明である (この論理式 P <math>\Longrightarrow </math> Q だけでは不明)。なので、もし証明で この論理式 P <math>\Longrightarrow </math> Q を使う場合には、この論理式の式変形とは別途に前提Pが成り立つことも証明する必要がある。
こうして
:a+b > 0
が導かれる。 (証明 おわり)
486 ⟶ 494行目:
同様にして、
:a<0, b<0 ならば
を証明できる。
|