「高等学校物理/物理I/波/音波と振動」の版間の差分

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:※ 啓林館の数学IIの検定教科書で、音どうしの打ち消し機械についての言及の存在を確認(※ 啓林館『詳説 数学II 改訂版』、平成29年月14日 検定版、150ページ)。
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=== 音による音の打ち消しは可能か? ===
:※ 啓林館の数学IIの検定教科書で、音どうしの打ち消し機械についての言及の存在を確認(※ 啓林館『詳説 数学II 改訂版』、平成29年月14日 検定版、150ページ)。
 
一般に、向きの異なる2つの正弦波が重なったとき、それぞれの正弦波には変位が正の場合もあれば負の場合もあるから、タイミングによっては音が打ち消しあう可能性もありうる、・・・と、科学などでは一般的には考えられている。
 
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この一方で、音によって音を打ち消す研究なども既に1990年代には製造業などによって行われており、実際に実証実験なども公開されていた。(たとえば1990年代の科学番組の『ビートたけしの万物創世記』で、音によって音を打ち消す機械装置が、テレビ放映された事がある。)
 
2010年代後半(※ 2019年の本文を記述)の現代では、たとえば検定教科書の啓林館『詳説 数学II 改訂版』(150ページの三角関数の単元の章末コラム)では、音によって音を打ち消す機械が「開発」されていると書かれており、ヘッドホンの性能向上のために、周囲の雑音をひろって、その音と反対の位相の音を出すことで雑音を低減する技術があると、啓林館は報告している。
 
 
合唱による音量増大の事実のいっぽうで、(もしテレビの実証実験がウソをついてなければ)音声打ち消し装置を製造できるという事実もあり、あたかも反する事実どうしの混在する、逆説的な状況が、音の物理学にはある。