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Ces
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ハ (C) から始まる長音階
 
[[Image:C major scale.png|ハ長調音階]]
 
に基づく調を[[w:ハ長調|ハ長調]]と言います。このページの図では[[Image:Points whole tone.png|赤いスラー]]は全音、[[Image:Points semitone.png|赤い鉤]]は半音を表します。
21 行
これは長音階になりませんね。第6音(右から3番目)と第7音(右から2番目)の間は全音でなければいけないのに半音となっており、狭すぎます。一方、第7音と上の第1音(いちばん右)の間は半音でなければ行けないのに全音となっており、広すぎます。ですから、6-7を半音広げ、7-(上の)1を半音狭める必要があります。そのためには、第7音を上の第1音に半音近づけるために半音上げなければなりません。第7音を半音上げることによって、長音階になります。
 
[[Image:G major scale.png|ト長調音階]]
 
このように、ト (G) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:ト長調|ト長調]]では、ヘ (F) に♯が付きます。
33 行
これも長音階になりませんね。第2音と第3音の間が狭すぎ、第3音と第4音の間が広すぎます。ですから、第3音を半音上げましょう。また、第6音(右から3番目)と第7音(右から2番目)の間が狭すぎ、第7音と上の第1音(いちばん右)の間が広すぎます。ですから、第7音も半音上げましょう。これで、長音階になります。
 
[[Image:D major scale.png|ニ長調音階]]
 
このように、ニ (D) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:ニ長調|ニ長調]]では、ヘ (F) に加えてハ (C) にも♯が付きます。
45 行
これも長音階になりません。まず第2音と第3音の間が狭すぎ、第3音と第4音の間が広すぎます。ですから、第3音を半音上げましょう。また、第5音(右から4番目)と第6音(右から3番目)の間が狭すぎ、第7音(右から2番目)と上の第1音(いちばん右)の間が広すぎます。第6音を上げると第5音との間は広がって正しくなりますが、こんどは第7音との間が狭すぎます。そこで、第7音も半音上げましょう。第7音と上の第1音との間も狭まって、これで、長音階になります。
 
[[Image:A major scale.png|イ長調音階]]
 
このように、イ (A) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:イ長調|イ長調]]では、ヘ (F) とハ (C) に加えてト (G) にも♯が付きます。
57 行
これも長音階になりません。まず第1音と第2音の間が狭すぎ、第3音と第4音の間が広すぎます。ですから、第2音と第3音を半音上げましょう。また、第5音(右から4番目)と第6音(右から3番目)の間が狭すぎ、第7音(右から2番目)と上の第1音(いちばん右)の間が広すぎます。第6音と第7音を半音上げます。これで、長音階になります。
 
[[Image:E major scale.png|ホ長調音階]]
 
このように、ホ (E) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:ホ長調|ホ長調]]では、ヘ (F) ハ (C) ト (G) に加えてニ (D) にも♯が付きます。
69 行
これも長音階になりません。まず第1音と第2音の間が狭すぎ、第3音と第4音の間が広すぎます。ですから、第2音と第3音を半音上げましょう。また、第4音と第5音の間が狭すぎ、第7音(右から2番目)と上の第1音(いちばん右)の間が広すぎます。第5音、第6音、第7音を半音上げます。これで、長音階になります。
 
[[Image:B major scale.png|ロ長調音階]]
 
このように、ロ (B) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:ホ長調|ホ長調]]では、ヘ (F) ハ (C) ト (G) ニ (D) に加えてイ (A) にも♯が付きます。
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次は少し複雑です。ロ (B) の[[wikt:5度|5度]]上の音はヘ (F) ですが、ロとヘの間は[[wikt:減5度|減5度]]です。従って、ロ (B) の[[wikt:完全5度|完全5度]]上([[wikt:完全4度|完全4度]]下)の音はヘ (F) の半音上の音、嬰ヘ (F♯) になります。あとは同じです。嬰ヘ (F♯) から長音階を作ると、次のようになります。
 
[[Image:F sharp major scale.png|嬰ヘ長調音階]]
 
このように、嬰ヘ (F♯) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:ホ長調|ホ長調]]では、ヘ (F) ハ (C) ト (G) ニ (D) イ (A) に加えてホ (E) にも♯が付きます。
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嬰ヘ (F♯) の[[wikt:完全5度|完全5度]]上([[wikt:完全4度|完全4度]]下)の音は嬰ハ (C♯) です。嬰ハ (C♯) から長音階を作ると、次のようになります。
 
[[Image:C sharp major scale.png|嬰ハ長調音階]]
 
このように、嬰ハ (C♯) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:嬰ハ長調|嬰ハ長調]]では、ヘ (F) ハ (C) ト (G) ニ (D) イ (A) ホ (E) に加えてロ (B) にも♯が付き、これですべての音に♯が付きました。
97 行
これは長音階になりませんね。第3音と第4音の間は半音でなければならないのに広すぎ、第4音と第5音の間は全音でなければならないのに狭すぎます。ですから、3-4を半音狭め、4-5を半音広げる必要があります。そのためには、第4音を第3音に半音近づけるために半音下げなければなりません。第4音を半音下げることによって、長音階になります。
 
[[Image:F major scale.png|ヘ長調音階]]
 
このように、ヘ (F) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:ヘ長調|ヘ長調]]では、ロ (B) に♭が付きます。
103 行
===変ロ長調===
 
ヘ (F) の[[wikt:完全5度|完全5度]]下([[wikt:完全4度|完全4度]]上)は変ロ (B♭) です。変ロ (B♭) からの長音階を作ってみましょう。
 
[[Image:B flat major scale.png|変ロ長調音階]]
 
このように、変ロ (B♭) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:変ロ長調|変ロ長調]]では、ロ (B) に加え、ホ (E) にも♭が付きます。
111 行
===変ホ長調===
 
変ロ (B♭) の[[wikt:完全5度|完全5度]]下([[wikt:完全4度|完全4度]]上)は変ホ (E♭) です。変ホ (E♭) からの長音階を作ってみましょう。
 
[[Image:E flat major scale.png|変ホ長調音階]]
 
このように、変ホ (E♭) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:変ホ長調|変ホ長調]]では、ロ (B) 、ホ (E) に加え、イ (A) にも♭が付きます。
 
===変イ長調===
 
変ホ (E♭) の[[wikt:完全5度|完全5度]]下([[wikt:完全4度|完全4度]]上)は変イ (A♭) です。変イ (A♭) からの長音階を作ってみましょう。
 
[[Image:A flat major scale.png|変イ長調音階]]
 
このように、変イ (A♭) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:変イ長調|変イ長調]]では、ロ (B) 、ホ (E) 、イ (A) に加え、ニ (D) にも♭が付きます。
 
===変ニ長調===
 
変イ (A♭) の[[wikt:完全5度|完全5度]]下([[wikt:完全4度|完全4度]]上)は変ニ (D♭) です。変ニ (D♭) からの長音階を作ってみましょう。
 
[[Image:D flat major scale.png|変ニ長調の音階]]
 
このように、変ニ (D♭) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:変ニ長調|変ニ長調]]では、ロ (B)、ホ (E)、イ (A)、ニ (D) に加え、ト (G) にも♭が付きます。
 
===変ト長調===
 
変ニ (D♭) の[[wikt:完全5度|完全5度]]下([[wikt:完全4度|完全4度]]上)は変ト (G♭) です。変ト (G♭) からの長音階を作ってみましょう。
 
[[Image:G flat major scale.png|変ト長調の音階]]
 
このように、変ト (G♭) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:変ト長調|変ト長調]]では、ロ (B)、ホ (E)、イ (A)、ニ (D)、ト (G) に加え、ハ (C) にも♭が付きます。
 
===変ハ長調===
 
変ト (G♭) の[[wikt:完全5度|完全5度]]下([[wikt:完全4度|完全4度]]上)は変ハ (C♭) です。変ハ (C♭) からの長音階を作ってみましょう。
 
[[Image:C flat major scale.png|変ハ長調の音階]]
 
このように、変ハ (C♭) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:変ト長調|変ト長調]]では、ロ (B)、ホ (E)、イ (A)、ニ (D)、ト (G)、ハ (C) に加え、ヘ (F) にも♭が付きます。これですべての音に♭が付いたことになります。
 
このように、変イ (A♭) から始まる長音階に基づく調、すなわち[[w:変イ長調|変イ長調]]では、ロ (B) 、ホ (E) 、イ (A) に加え、ニ (D) にも♭が付きます。
 
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