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[[Image:A sharp minor scale.png|嬰イ短調の音階]]
 
このように、嬰イ (A♯) から始まる短音階に基づく調、すなわち[[w:嬰短調|嬰短調]]では、ヘ (F)、ハ (C)、ト (G)、ニ (D)、イ (A)、ホ (E) に加えてロ (B) にも♯が付きます。これですべての音に♯が付きました。
 
===ニ短調===
 
今度は短調の最初に学んだイ短調から[[wikt:完全5度|完全5度]]下へ見ていきましょう。イ (A) の[[wikt:完全5度|完全5度]]下([[wikt:完全4度|完全4度]]上)の音はニ (D) です。まず単純に並べてみます。
 
[[Image:DEFGABCD.png|ニからはじまる音階]]
 
これは短音階になりませんね。第5音と第6音の間は半音でなければならないのに広すぎ、第6音と第7音の間は全音でなければならないのに狭すぎます。ですから、5-6を半音狭め、6-7を半音広げる必要があります。そのためには、第6音を第5音に半音近づけるために半音下げなければなりません。第6音を半音下げることによって、短音階になります。
 
[[Image:D minor scale.png|ニ短調の音階]]
 
このように、ニ (D) から始まる短音階に基づく調、すなわち[[w:ニ短調|ニ短調]]では、ロ (B) に♭が付きます。
 
 
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