「中学数学3年 式の計算」の版間の差分

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:※ 2019年の時点では、公約数などは中学の範囲外。高校の数学1Aなどで習う(主に高校の数学A)。
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== 因数分解 ==
=== (復習)約数・公約数 ===
ある整数が別の整数で割り切れる場合、ある数を別の数の'''約数'''(やくすう、英:factor)と言う。複数の整数の共通する約数を'''公約数'''(こうやくすう、英:common factor)と言う。
 
=== 互いに素 ===
2つの整数が1以外に公約数を持たない場合、その2数は'''互いに素'''(そ)と呼ばれる。
 
=== 素因数分解 ===
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これは例えば 48 = 8 × 6 とできるので、これが1つの答えである。
 
このように、
このように、「整数がいくつかの整数の積の形に表すことができるとき、その 1 つ 1 つの数」のことをその数の'''因数'''(いんすう、英:factor)という。この問題は 8 と 6 が 48 の因数と言うことができる。また、48 はほかにも 4 × 12 とか、3 × 16 とあらわすことができるため、4 と 12 も因数といえるし、3 と 16 も因数といえる。
整数がいくつかの整数の積の形に表すことができるとき、その 1 つ 1 つの数のことを、もとの数の '''因数'''(いんすう、英:factor)という。
 
このように、「整数がいくつかの整数の積の形に表すことができるとき、その 1 つ 1 つの数」のことをその数の'''因数'''(いんすう、英:factor)という。この問題は 8 と 6 が 48 の因数と言うことができる。また、48 はほかにも 4 × 12 とか、3 × 16 とあらわすことができるため、4 と 12 も 48の因数 といえるし、3 と 16 も 48の因数 といえる。
さらに、8 と 6 はどちらももっと小さい数の積に表すことができる。
:8 = 2 × 2 × 2, 6 = 2 × 3
このことから、48 は次のようにもあらわすことができる。
:2 × 2 × 2 × 2 × 3
この式で、2 や 3 はこれ以上小さい自然数の積であらわすことはできない。このような「その数自身と1以外に自然数の因数を持たない、1以外の自然数」を、'''素数'''(そすう、英:prime number)という。言い換えると、素数とは「約数がちょうど2つである自然数」とも言える。2や3などは1とそれ自身という2つの約数を持つが、1の約数は1だけであり、これが1を素数といわず特別扱いすることのひとつの理由である。
 
 
また、上の式の 2 や 3 のような「素数の因数」を'''素因数'''(そいんすう、英: prime factor)、「自然数を素数の積として表すこと」を'''素因数分解'''(そいんすうぶんかい、英:prime factorization)という。例題にある 48 を素因数分解したときの結果は、
 
2 や 3 や 5 や 7は、それより小さい自然数の積であらわすことはできない。このような数を '''素数''' (そすう、英:prime number)という。
ただし、1は素数にふくめない。
 
 
48 =8×6 であったが、8=2×2×2であり6=2×3であるため、48は次のようにも分解することもできる。
:48 = (2 × 2 × 2) × (2 × 3) = 2 × 2 × 2 × 2 × 3
 
このように、因数をさらに小さい因数の積に分解していくと、最後には、素数の積だけで表すことができる。
 
(この計算例の素数である因数の 2 や 3 のように、)
素数である因数のことを'''素因数'''(そいんすう、英: prime factorという。
 
そして、
また、上の式の 2 や 3 のような「素数の因数」を'''素因数'''(そいんすう、英: prime factor)、「 自然数を素数の積として表すことを'''素因数分解'''(そいんすうぶんかい、英:prime factorization)という。例題にある 48 を素因数分解したときの結果は、
 
例題にある 48 を素因数分解したときの結果は、
:<math>48=2^4 \times 3</math>
と言うように指数で表すと見やすい
 
 
こんどは、さきほどの数 48 を 4 &times; 12 をもとに素因数分解してみましょう。
 
:4×12 = (2×2)×(2×2×3)= <math>48=2^4 \times 3</math>
 
となり、同じく <math>48=2^4 \times 3</math> の結果になります。
 
このように素因数分解はどのような順序で行っても、結果は同じになる。
 
=== ※ 発展: コラム ===
==== コラム・1はなぜ素数でないか ====
1が素数でないことについては上でも述べたが、別の説明の仕方をすることもできる。
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先ほどの例でいえば、<math>\sqrt{100}=10</math>なので、11について調べる必要はもうないのである。
 
{{コラム|※ 範囲外 |
=== ※ 範囲外 ===
:※ 2019年の時点では、公約数などは中学の範囲外。高校の数学1Aなどで習う(主に高校の数学A)。
 
==== (復習)約数・公約数 ====
ある整数が別の整数で割り切れる場合、ある数を別の数の'''約数'''(やくすう、英:factor)と言う。複数の整数の共通する約数を'''公約数'''(こうやくすう、英:common factor)と言う。
 
==== 互いに素 ====
2つの整数が1以外に公約数を持たない場合、その2数は'''互いに素'''(そ)と呼ばれる。
 
(※ ここまで範囲外)
}}
 
=== 因数分解 ===