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[[Category:中学校教育|*]]
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習}}
 
[[{{PAGENAME}}]]へようこそ!ここでは中学校生のみなさんに対して生活の指針となる可能性がある事項について指南します。
 
== 通学 ==
{{要出典範囲|小学校では、集団で登校し、個人で帰ることがほとんどの学校で行われています}}({{要出典範囲|違う学校もありますが}})。しかし、{{要出典範囲|中学校になると登下校は個人で帰るようになります(これもまた違う学校もあります)}}。{{要出典範囲|小学校では不審者情報が出るたびに学校から家庭への{{ruby|通知|プリント}}をもらったりしてから集団下校をする学校が多い}}です。なぜなら、{{要出典範囲|小学生というのは体が大人に比べて未成熟で力が貧弱}}なため、{{要出典範囲|よくある「誘拐」を目的とする不審者は小学生を狙うことが多い}}からです。これに対し、中学校では体も大きくなって力もだんだんとついてきます。また、判断力や護身術などが身についている人もいます。{{要出典範囲|こうした理由から}}、{{要出典範囲|中学校では不審者情報が出ても口頭での注意などがほとんど}}で、{{要出典範囲|場合によっては家庭への周知がおこなわれる}}程度です。ただ、不審者に狙われなくなるわけではありません。きちんと注意をして生活することが望まれます{{個人の意見}}。
 
== 学校内 ==
=== 休み時間 ===
{{要出典範囲|小学校では、休み時間は「(校庭などで)遊ぶ時間」で「次の時限の用意も'''ついでに'''しておく」というような学校が多い}}はずです。しかし、{{要出典範囲|中学校では休み時間は「次の時限の準備をして残った時間で友達などと会話をする・余った時間は授業の予習や復習」といった意味合いが強く、「遊び」の要素はほとんど含みません}}。{{要出典範囲|校庭なども昼休みなど一部の休み時間を除き使用禁止という学校も多く}}、{{要出典範囲|学校によっては生徒が遊ぶ目的での立ち入りを禁じている学校もある}}ようです。しかし、中学校生という時期は成長の時期です。身体的にあまり運動をしないというのは好ましくありません。部活動に入っていない人や運動系の部活動ではない人は運動を公園などで定期的に行うと良いと考えられます{{個人の意見}}。
 
=== テスト ===
{{要出典範囲|ほぼ全ての学校ではテストがあります}}。{{要出典範囲|一部の学校ではテストの1~2週間前になると「テスト週間」などと称して部活動が行われなかったりするところもある}}ようです。つまるところ、{{要出典範囲|学校は生徒に対し勉強をして良い点数をとってほしい、ということ}}なのです。{{要出典範囲|クラスの平均点が高いと担当する教師の職務に対する報酬、すなわち給料が高くなる場合もある}}ようです。ただ、こういった機会のみ勉強するのではなく、常日頃から勉強することが大切です。
 
== 部活動について ==
{{要出典範囲|中学校の部活動は放課後にほぼ毎日行われます(週に1度程度ではない)}}。 {{要出典範囲|土曜日や日曜日も、部活動をする学校が多いでしょう}}。ただし、{{要出典範囲|近年の「[[w:働き方改革|働き方改革]]」の一環として学校教員の拘束時間を減らそうという取り組みが全国各地で広まっており}}、{{要出典範囲|部活動の活動時間は近年他の<!-- 他の表現募集中 -->減少傾向にあります}}。{{要出典範囲|部活動による拘束時間が長いと感じる人は少なくありません}}。であるからして、部活に入部する際、本当に好きな分野の部活に入部するのが安全です{{個人の意見}}。そうでなければ部活動の時間が嫌になります{{個人の意見}}。もし、漫画を描くのが好きであれば美術部などに入部することを考えましょう{{個人の意見}}。この場合、決して「興味ないけど、男子だからとりあえず運動部に入ろう」などという気持ちで運動部に所属しないほうが、安全です{{個人の意見}}。なお、{{要出典範囲|現時点で流行してるスポーツなどでも、10年後や20年後にはブームが過ぎ去っている}}可能性があるため、「流行ってるから、そのスポーツに興味がないけれども入部しよう」などの理由で入部先を選ばないほうが安全です{{個人の意見}}。このような場合、すなわち「一員として活動したい部活動がない場合で仕方なく入部する」ということになっているのであればいっそ入部しない方があなたにとって良い決断となるかもしれません。ただし、{{要出典範囲|強いプロスポーツ選手や著名な歌手などにも「誰か(親であることが多い)に強引に薦められて行ってみたら上手かった」「仕方なくしてみると興味が湧いた」などの人はいます}}(例:登山家で国民栄誉賞を受賞した{{要出典範囲|[[w:植村直己|植村直己]]は登山部に入ったきっかけが「どこかに所属しなければならなかったので一番空いていた登山部に行った」と}})が。
 
閑話休題。{{要出典範囲|部活動は一度入部すると他の部に変更するのが困難}}です。
 
原則として、なんの届出もしなければ、1年生のときに入部していた部活を、2年生のときも同じ部活を続けることになります{{要出典}}。そして、2年のときに入部していた部活を、3年のときにそのまま所属することとなります。{{要出典範囲|所属する部の変更は年度の変わり目などでなければ認められない場合があります}}。
 
{{コラム|部活|{{要出典範囲|日本の部活動の制度は根拠や教育成果のよく分からないまま過去の習慣がそのまま引き継がれています。}}「学業以外の経験を積む」という観点からは、気軽にいろんな部活を体験できるようにしたほうが望ましい{{個人の意見}}ですが、残念ながら{{要出典範囲|現在の日本の中学校および高等学校の部活動の制度はそうなっていません}}。
 
そして、さらに残念なこと{{個人の意見}}に{{要出典範囲|このような問題点は、改善される可能性が低い}}と思われます{{個人の意見}}。
 
なぜなら、{{要出典範囲|1990年代からこのような問題点が議論されており}}、{{要出典範囲|1990年代の高校の英語教科書などでも「日本の学校とアメリカの学校との文化のちがい」などを説明した英文などでも、このような論点が紹介されていました}}が、結局、{{要出典範囲|単に海外事例が紹介されただけ}}で日本の学校では部活制度は何の改善もなく、あろうことか2010年代まで改善されないまま日本の部活制度は来てしまいました。要するに当分は部活動の制度の改善が見込まれないので、どうしても何らかの部活に入部せざるをえない場合は、好きな分野の部活に入りましょう。}}
 
ところで、残念なことに現在部活では一握りではありますが{{個人の意見}}{{要出典範囲|不届きな上級生が、部を私物化している場合があります}}。部活動のメンバーに不良学生が紛れ込み{{要出典範囲|後輩から金品を[[w:恐喝|恐喝]]したり、後輩に万引きなどの悪事をさせたりするような事件が発生したりもしています}}。また、{{要出典範囲|いじめなどもあります。}}もし、そのような不良学生に私物化されてしまったなどの部活動に入部してしまった場合、顧問に相談するなどして、それでも改善されなければ、保護者に相談しましょう。やや過酷な競技・活動をする部活動には、中学校および高等学校の時点では入部しないほうが安全でしょう{{個人の意見}}。例えば{{要出典範囲|山岳部などでは、たびたび遭難などの事故も起きています。}}
 
== 高校受験 ==
=== 内申点 ===
中学校では、(中学校受験をした人を除き)小学校では「あ、国語テスト頑張ったから良かった」「算数ドリルの提出を忘れたから下がった」程度の認識だった「通信簿など(学校によって名称が異なるが、以下簡略化のため「通信簿」と呼称)による評価」が一気に重要なものへ変化します。中学校生の{{要出典範囲|9割}}以上が「高校受験」という難関を潜り抜ける必要があるからです。{{要出典範囲|中学校では通信簿などでの評価を「{{ruby|内申点|ないしんてん}}」というようになり}}、{{要出典範囲|その内申点は高校受験の際公立高校が志望校(行きたい高校)であればその志望校に送られます}}。{{要出典範囲|送られる内申点は
 
# 3学年全て
 
# 第3学年全部
 
# 第3学年3学期のみ
 
の3パターンのうちどれか}}(学校や市町村によって異なるので、学校に確認なされるべき)です(例:{{要出典範囲|東京都は中学校3年のみしか受験時には送りません。神奈川県は中2、中3の2年送ります。埼玉県および千葉県は3年間全て送ります}})。{{要出典範囲|ここに挙げた順番で確率が高い}}です。最も確率の低い第3学年3学期のみという場合でも送られることには変わりませんし、{{要出典範囲|3年生の3学期だけ内申点を上げるというのはほぼ無理}}です。{{要出典範囲|人によっては異なります}}が、{{要出典範囲|ほぼ全ての教員が「3学期の内申点はその年度の1・2学期に3学期の成績も考慮する」ということが多く}}、すなわち3年生となったころにすでに3学期の通信簿に何が書かれているかもほぼほぼ決まります。そもそも{{要出典範囲|3学年の3学期のみ送られるというパターンは少ない}}ですし、公立高校以外を志望する人もいるでしょう。中1中2で高成績を取っていない人は中3で成績を上昇させるのは難しい{{個人の意見}}ので早めの対策が肝心です。
 
=== 教師の主観 ===
教師に気に入られることも重要{{個人の意見}}です。{{要出典範囲|成績評価は'''教師による'''授業態度の評価なども入ります}}。であるからして、{{要出典範囲|教師に嫌われると成績が悪くなる}}恐れがあります。ただし、学校の成績が悪くても出席日数などを満たしてさえいれば基本的に中学校を卒業できますし、成績が悪くても3年生の卒業予定者は高校受験も出来ますが、高校への進学で内申点などの評価で不利になります{{個人の意見}}。
 
=== 家庭が貧しい人へ===
{{要出典範囲|私立高校({{要出典範囲|学費が公立高校と比べて高い}})は入試での内申点の比率が低い場合が多い}}ので、読者のみなさんのご家庭が裕福なら私立高校に進学することも可能でしょう。ですが、みなさんのご家庭が経済的に余裕がなく公立高校以外の高校進学が無理な場合、内申点が低いと当然高校進学が不利になります。すなわち、{{要出典範囲|これらの家庭に該当する家庭で中学校生活に励まれている方ほど、より一層内申点を上げる必要が出てきます}}。裕福でない家庭のための高校([[w:通信制|通信制]]の高校および夜間の[[w:定時制|定時制]]の高校など)、いくつかありますが、{{要出典範囲|進学先がかなり限られてしまう}}可能性が高いのです。また、{{要出典範囲|工業高校および商業高校などの職業高校はほとんどの場合公立高校}}ですので、内申点が悪いと同様に職業高校への進学が不利になることが考えられます{{個人の意見}}。
 
<!-- === 入試における内申点の比率 ===
 
入試における内申点と学力試験の比率は、都道府県や年度によって違うし、非公開の都道府県があります、だいたい多くの都道府県で入試の成績と同じ程度と言われています。つまり
 
: (内申点):(学力試験) = 5:5
 
が、多くの都道府県で高校入試の評価基準と言われています。けっこう、内申点の比率が大きいです。
 
公立高校受験の内申点は、5教科だけでなく、体育や音楽などの実技系の科目も、教科と同程度に重視されます。
 
実技系の場合、高校入試に実技科目は出題されません。なので実技科目の成績は、高校入試の学力試験では挽回できませんので、実技系の成績が悪いと、そのぶん公立高校受験が不利になります。 -->
 
=== {{要出典範囲|学校以外の活動は内申点に反映されない}} ===
前述の通り、公立高校入試には内申点の制度がありますので、{{要出典範囲|学校以外の活動は時間を限定しなければ学校の予習や復習に費やす時間を割かれてしまう}}ため、学校の成績が悪くなってしまうことが考えられ、その結果内申点が厳しくなってしまうことが予想されます。
 
{{要出典範囲|学校以外の場所でどんなに読者のみなさんが励まれても、それらは内申点に反映されることはありません}}。例え家の手伝いを熱心にしようが、内申点には反映されません。町内会などの手伝いを読者のみなさんが熱心にしようが、{{要出典範囲|中学校の内申点には反映されないでしょう。}}
 
ただし、{{要出典範囲|学校を通した学校公式の活動なら(例:部活動での大会など)、基本的に内申点に反映されます}}。
 
=== 漢字検定並びに実用英語技能検定の反映 ===
「一部の私立高等学校入学試験では全国模試などの成績が反映される高校もなくはない」という内容は上記で話されたかと思いますが、漢字検定(以下、漢検)や実用英語技能検定(以下、英検)を受けることは非常に有意義です。
 
==== 漢検 ====
上記の内容を具体的に言うと高等学校や全国の大学などのうち3校に2校が入試で漢検を活用しています<ref>https://www.kanken.or.jp/kanken/investigation/highschool.html</ref>。目安は漢検3級からです。なぜなら{{要出典範囲|3級は「中学校卒業程度」であり}}生きていくうえで日常において使用する漢字のほとんどが入っています。
 
なお、このページの一番下にある「外部リンク」というページに漢検の公式サイトがあります。そちらで漢検を受けることの有意義さや勉強方法などが書かれています。漢検を受けてみよう、と思った人はぜひリンクを辿ってみましょう。また、このウィキブックス日本語版には小さい子どもに向けたウィキジュニアという将来的にウィキブックスから独立するプロジェクトがありその1つの[[Wikijunior:漢字検定のコツ]]というページで漢字検定のコツが紹介されています。また、ウィキブックス日本語版の教科書もうまく活用してみましょう。
 
==== 英検 ====
英検も漢検と同様、入試という壁を越える大きな踏み台となります。ウィキブックス日本語版の教科書なども上手く利用してみましょう。
 
=== 私立高校の受験 ===
 
上記では公立高校への受験について説明しました。しかし、公立高校に入学を希望する人だけでなく私立高校に入学を希望する人もこのページを読んでおられることでしょう。そんな方々をウィキブックス日本語版はないがしろにしているわけではありません。ここからは私立高校への受験について言及します。
 
{{要出典範囲|私立高校では受験の際に内申点を参考にしない場合も多くあります。}}もちろん、高校にもよりますが。{{要出典範囲|内申点の比重が当日の試験の結果に比べ高めの私立高校もある}}ので、仮に読者のみなさんが私立高校への入学を志望しているから、と学校の定期試験に対して楽観視をしないことをお勧めします{{個人の意見}}。
 
==== 模試などの利用 ====
{{要出典範囲|'''私立高校には全国模試など全国で共通した問題で共通した難易度の試験の成績を受験での得点に少しではありますが加点する高校<s>も</s>あります。'''一部ですよ。一部。(日本全国の共通でなくとも、「関東地方共通」、「都道府県共通」などといった模試の成績を同様に入試に加点する私立高校もある)
 
なぜなら、『この高校をめざす受験生の「入試の筆記試験」以外の能力も見たい』などの教育理念を持った私立高校で受験生が「私は中学校で定期テストの成績が良いです。具体的に言うと、◯◯位です。」などと高校で言及したとしても、その高校としては「その中学校の定期テストがどの程度のレベルか」など知りようがないからです。そもそも{{要出典範囲|入試の筆記試験において高い得点を取れば、模試の成績の加点は不要}}です。なお、これらの模試の成績を入試の得点に加点する場合があるのは、あくまで'''高校'''入試での、一部の'''私立'''高校受験の場合です。{{要出典範囲|少し先を見据えて大学受験の話になりますが、'''大学受験では、このような模試による入試得点の加点は、ありません'''}}。ただし、全国模試などを受けていれば学校にかかわらず全国的な、そうでなくても広範囲での己の学力や順位、そして{{要出典範囲|模試によっては自分の学校のレベルの高さも知ることができ}}、'''「私立高校と公立高校のどちらの志望か」などにかかわらず推奨します{{個人の意見}}'''。受験の直前に1回だけ模擬試験を受けるよりも何度も平均点以上を取れる人のほうが、{{要出典範囲|高校側は「まぐれ当たりではない」「日常的に勉強できる」などと、信頼できる}}でしょう{{個人の意見}}から。さらに付け加えると、なるべく早めにこれらの模試を受けたほうが(自己)推薦などにも利用し易いです。
 
当然ながら、何度も模擬試験を受けるには、受験料としてお金が必要です。しかし、もしご家庭に経済的な余裕がなく、受験料を支払うこともままならないようであればその{{要出典範囲|数倍かかる}}私立高校の授業料も払えない可能性が高いです。
 
閑話休題、{{要出典範囲|私立高校の入試の中心的な判定基準は、入試当日の筆記試験の得点です。全国模試などの成績による受験の加点は、「和束」にすぎません}}({{要出典範囲|どれほど加点がなされるかは非公開}})。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[Wikijunior:漢字検定のコツ]]
* [[日本漢字能力検定]]
 
== 外部リンク ==
* [https://www.kanken.or.jp/ 公益財団法人 日本漢字能力検定協会]
* [https://www.kanken.or.jp/kanken/ 日本漢字能力検定]