「高等学校生物/生物II/遺伝情報の発現」の版間の差分

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なお、現状では、iPS細胞化のための4種類の遺伝子のひとつに、がん化を引き起こすウイルスから採取したDNAを使っているので、がん化のリスクがある。(※ 清水書院の社会科の資料集『現代社会ライブラリーへようこそ 2018-19』で紹介。)
ルシフェラーゼは高校で習う範囲内。『科学と人間生活』で記述を確認。
819 行
 
 
* Tプラスミドをほかの細胞に挿入する方法 (参考)
:1 あらかじめ、制限酵素を用いて、組換えプラスミドを作る。
:2 セルラーゼで侵入される細胞の細胞壁を破壊する。
826 行
:5 カルスを育て続けると、完全な植物体の全体を再生できる。
 
* 発展: ルシフェラーゼ (※ 『科学マーカー 人間生活』おそらく高校の範囲外啓林館、第一学習社)で、概要が紹介された
ホタルの尻尾にある発行物質ルシフェリンはルシフェラーゼを酵素として、アデノシン3リン酸ATPと酸素O2と反応して、オキシルシフェリンという、ルシフェリンに酸素の化合した物質を生成する。この反応に伴って、発光が起こる。
このとき組換え遺伝子に、ホタルがもつルシフェラーゼをつくる遺伝子を導入しておくと、ルシフェラーゼの導入された植物は、暗闇で光り輝くので、融合が成功したかどうかを確かめることができる。ルシフェラーゼ遺伝子のように、細胞融合が成功したかどうかを確かめるための遺伝子を「マーカー」という。(電気泳動のマーカーとは別の意味なので混同しないように。)
 
ホタルの尻尾にあるルシフェリンはルシフェラーゼを酵素として、アデノシン3リン酸ATPと酸素O2と反応して、オキシルシフェリンという、ルシフェリンに酸素の化合した物質を生成する。この反応に伴って、発光が起こる。
:ルシフェリン + ATP → オキシルシフェリン + 光
:      (触媒:ルシフェラーゼ)
よって、ルシフェリンと蛍光光度計を用いることにより、ATPの量が測定できる。
 
反応する前のルシフェリンとルシフェラーゼの量を、一定にしておけば、ATPの量によって発光の強さが変わるからである。
 
 
ところで、ほとんどの細菌は体内にATPをもつから、ルシフェリンを用いて、細菌の量を測定できる。つまり、微生物による汚染の度合いを測定できる。
 
実用品として、すでに食品やレストランの衛生の度合いを測定するためのキットとして、ルシフェリンを含んだキットが実用化している。
 
(※ 以降、範囲外?)
 
ルシフェリンを用いた微生物量の測定