「理科総合B 地学分野」の版間の差分

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[[File:Corioliskraftanimation.gif|thumb|コリオリの力]]
 
 
 
* 貿易風循環 - 赤道付近で大気が上昇し、転向力のため、西よりの風になり、緯度30度付近で下降する。その下降する場所を亜熱帯高圧帯とよぶ。下降した大気は、2つに分かれて極方向と赤道方向に分かれ、極方向の力は転向力によって、東よりの風になる。これを'''貿易風'''という。
* 極循環 - 極地方では、大気が冷えて下降し、極高圧帯ができ、ここから吹いた風は、コリオリの力によって東よりになる。これを'''極偏東風'''という。
* 中緯度循環 - 亜熱帯高圧帯から地表付近を極方向に向かう風は、転向力によって西風にかえられる。これを'''偏西風'''という。偏西風帯の上空は強い西風、いわゆる'''ジェット気流'''が吹いていて、特に日本付近に11月頃ふくものは世界でも最も速い物となる。
 
=== コリオリの力 ===
高緯度と低緯度では、日射量と地球放射量が逆転するので、熱の輸送が起こる。赤道付近と極での対流が起こると考えられるが、実際は[[w:コリオリの力|転向力]](コリオリの力ともいう)が働いているため、大きく分けて3つの循環ができる。
 
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なお、コリオリの力の向きは、北半球の場合に、進行方向に対して右向きである。南半球では、コリオリの力は、進行方向に対して左向きになる。
 
またなお、コリオリの力の大きさは、速度にも比例する。また、このため、上空では一般的に風速が大きくなるので、上空の風についてはコリオリの力を無視できない。
 
* 貿易風循環 - 赤道付近で大気が上昇し、転向力のため、西よりの風になり、緯度30度付近で下降する。その下降する場所を亜熱帯高圧帯とよぶ。下降した大気は、2つに分かれて極方向と赤道方向に分かれ、極方向の力は転向力によって、東よりの風になる。これを'''貿易風'''という。
* 極循環 - 極地方では、大気が冷えて下降し、極高圧帯ができ、ここから吹いた風は、コリオリの力によって東よりになる。これを'''極偏東風'''という。
* 中緯度循環 - 亜熱帯高圧帯から地表付近を極方向に向かう風は、転向力によって西風にかえられる。これを'''偏西風'''という。偏西風帯の上空は強い西風、いわゆる'''ジェット気流'''が吹いていて、特に日本付近に11月頃ふくものは世界でも最も速い物となる。
 
===季節風===