「物理学のための計算機とオープンソース」の版間の差分

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このとき、2進数の1桁の数は0と1のみであり、これらの足し算の結果の
1桁めを考えてみる。すると、それらの和は
:{| class="wikitable"
:<math>
| +
\begin{pmatrix}
! 0 !! 1
&0&1\\
|-
0&0&1\\
! 0
1&1&0
| 0 || 1
\end{pmatrix}
|-
</math>
! 1
| 1 || 0
|}
が得られる。これは回路としてはXOR回路と呼ばれる回路であり、
ある回路によって作ることが出来ることが知られている。
更に、1桁どうしの足し算によって2桁の数が作られることに注目して、
2桁めの数値を計算する回路も考えてみる。このとき、2桁めの数値は、
:{| class="wikitable"
:<math>
| ×
\begin{pmatrix}
! 0 !! 1
&0&1\\
|-
0&0&0\\
! 0
1&0&1
| 0 || 0
\end{pmatrix}
|-
</math>
! 1
| 0 || 1
|}
となるが、これはAND回路に等しい。結局、AND回路とXOR回路を組み合わせることで、
2進数の加法を行なう回路が作れたわけである。このように、CPUは