「小学校国語/5学年」の版間の差分

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議論(ぎろん)や討論(とうろん)のしかた
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ときどき、アイデアをよくする事をそっちのけで、自分が勝つ(かつ)ことだけに熱中しがちですので、目的をわすれないように気をつけましょう。
 
 
=== グループのほかにも必要な役 ===
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なので、短い時間でも、自分の意見が何かという説明と、その意見になった理由を説明できるように、ふだんから、自分の考えを丁寧(ていねい)に説明できるように練習(れんしゅう)しておきましょう。
 
 
 
 
また、対立相手のグループに反対の意見を言う場合は、相手のグループのどこの意見に反対なのかを、言う必要があります。(※ 学校図書の小5国語の下巻で、そう指導している。)
 
 
つまり、けっして「とにかく私は反対だから、反対なの!」というような反対の仕方は、ゆるされないのです。
 
司会や審判の人も、対立しあっているグループの人で、このような反対をする人がいたら、そうしないように注意をする必要があります。
 
 
また、賛成でも反対でも、意見を出す場合には、よのなかの人の立場になったつもりで、意見を出す必要があります。
 
 
 
=== さいごに ===
討論(とうろん)の勝負ごっこが終わったら、対立しあってたグループどうしだった人も、もう対立はやめましょう。
 
そして、議論・討論のさいごのほうに、審判または司会の人が、とりあえず決めた、とりあえずの「一番」よさそうなアイデアを出します。
 
審判の人の話をきいて、そのあと、それぞれ、自分たちの頭のなかで、対立にとらわれずに、もっと本当に一番よさそうなアイデアを考えましょう。
 
議論はもう終わっているので、自分で考えた「もっと本当に一番よさそうなアイデア」については、もう発表はしなくてもいいです。
 
 
ですが、これこそが議論や討論の、本当の目的です。
 
小学校でならうような議論の目的は、考えを深めることです。(※ 検定教科書でも、そう言っています。)