「小学校国語/5学年」の版間の差分

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スピーチについて、とりあえず記述
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小学校でならうような議論の目的は、考えを深めることです。(※ 検定教科書でも、そう言っています。)
 
 
 
== スピーチのしかた ==
もし、紙に書かれた文章を読むときには、分からないことがあっても、そこで、読みかえしたり、辞書(じしょ)を調べたりなどの方法があります。
 
しかし、スピーチを聞く場合は、そういうことができないことに、気をつけましょう。
 
 
なので、スピーチの文章を考えるときには、話のさいしょのほうに、その話でいちばん言いたい内容(ないよう)の話をしましょう。
 
また、むずかしすぎる言葉は、つかわないようにしましょう。
 
特に(とくに)、もしも、小学校の低学年(ていがくねん)の子たちに、なにかを話すときなどは、
わかりやすい言葉づかいで話すようにしましょう。
 
=== どこで発表をするのか ===
発表をする場所ごとに、効果的なスピーチの方法はちがいます。
 
 
たとえば、
:教室で黒板に大きな紙をはって発表できる場合、
:視聴覚室から持ってきたプロジェクターのある教室で発表をする場合と、
:もうひとつは、校庭でマイクだけを持って発表をする場合とでは、
まったく発表の方法がちがいます。
 
 
なぜなら、もしも教室で発表をする場合で、黒板に大きな紙(模造紙など)をはって説明図を見せたりすることができます。
 
なので、教室では、けっして、なんでもかんでも口で説明しようとはしなくても、形のあるものについての説明なら、図を大きくかいて説明すれば、つたわります。
 
なお、このように、説明図などをつかって発表をすることを、プレゼンテーションと言います。
パソコンには、プレゼンテーション用のソフトもあります。
 
 
なお、図を書くときは、その図がなんの図なのか、図ごとに、その図のタイトルを入れておきましょう。
 
 
言葉で説明するほうがつたわりやすい事(こと)と、図で説明したほうが伝わりやすい事とは、区別をしましょう。
 
 
 
いっぽう、校庭や体育館などで、マイクだけをもって発表をする場合は、説明図を使えないです。
 
このようなマイクだけの場合、そもそも図がないと伝わらない(つたわらない)ことについては、話をしないのが良いです。
 
つまり、発表をする場所によって、適したテーマを選びましょう。
 
 
:(※ 国語の授業のスピーチでは、ふつうは教室での発表になります。ですが、実際のスピーチは、かならずしも教室とは、かぎりません。)
 
 
=== スピーチでは漢字がつかえない ===
たとえば「市立」(しりつ)と「私立」(しりつ)は、文字で読めば、発音は同じですが、しかし漢字を見れば、意味のちがいが、わかります。
 
 
しかし、発表の場合、そういうわけには、いきません。
 
 
なので、この場合、
 
:「市立」 のほうは「いちりつ」と発音します。
:「私立」のほうは「わたくしりつ」と発音します。
 
このように、まぎらわしい言葉のある場合、いいかたを変えたりして、工夫します。(※教育出版の小5国語の上巻で、話し言葉の注意点として、「市立」と「私立」の例を紹介している。)
 
時刻(じこく)の「一時」(いちじ)と「七時」(しちじ)もまぎらわしいので、「お昼の13時のほうの一時」とか、「夜の19時の七時」とか、言い回しを工夫しましょう。
 
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