「Windows API/図形の描画」の版間の差分

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なので、もとの「シード・フィル アルゴリズム」が塗りつぶし画像の正確さの事だけ考えるなら、一番 正確である。
 
 
重要なこととして、この塗りつぶしのシード・フィル アルゴリズムでは、いっさい、閉曲線の図形の内外に点や領域があるかの判定は行われていない。
 
ひとむかし前の離散数学の幾何学分野の理論などをみると、曲線図形の内外判定のアルゴリズムの提唱などが色々とされていたりするが(たとえば領域を凸図形に分解したりとか、あるいは基準点からページ境界上の線までにある障害物の個数が偶数回であるか奇数回であるかなどを計算したりとかで、領域の内外判定を試みる方法が応用数学として紹介されていたりした)、しかしそのような内外判定のアルゴリズムは残念ながら、塗り潰しの分野では実用化されていない。
 
おそらくだが、曲線で囲まれた領域の内外判定は、もし、その曲線が波打っていたり、くぼんでいたり部分があったりとか、らせん状に渦巻いている部分があったりすると、とたんにアルゴリズムが複雑化したり、それどころか単純な曲線の場合に想定したアルゴリズムでは塗りつぶし損う領域が出現してしまったりとして、役立たないのだろう。