「学習方法/高等学校商業 経済活動と法」の版間の差分

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=== 「法律を勉強したつもりのバカ」にならないように === 世間には、法律を勉強したつもりになってるバカも多いのです。一般に暗記科目の界隈には、この手のバカも多いので注意しましょ
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「民法」と聞くと、なんとなく日常生活のルールを規定してそうとイメージするかもしれませんが、実は民法には、契約に関する規定が多くあり、売買や賃貸の契約については民法で規定しています。
 
そして、仕事における契約、あるいは社会の様々な場面における契約でも、その法律的な根拠は、民法の契約の概念が基礎になってます。
 
このため、民法が、商法や借地借家法など契約を扱ってる他の様々な法律の基礎にもなります。
 
* 借地借家法
借地借家法(しゃくち しゃくやほう)とは、いわゆる「賃貸アパート」などを借りるときの法律のことです。民法では貸借契約を扱ってますが、土地や建物の賃貸や売買などについては特別な法律があり、住宅の賃貸の規制については、借地借家法にて規制されます。
 
* 商法、会社法
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== 勉強法のコツ ==
:・ 条文などは、丸暗記する必要がありません。そもそも検定教科書を読んでも、条文が紹介されてません。
:・ この科目では、民法以外にも、会社法や借地借家法(しゃくち しゃくやほう)などを習います。民法以外の法律の内容を覚えるときは、なるべく民法と関連づけて、なるべく理解を重視して覚えてください(どうしても暗記しなければならない所はありますが)。検定教科書を読めば、そのような構成になってます。
:・ ただし、どうしても、暗記しなければいけない所もあります。たとえば、民法そのものは、教科書に書いてあるような用語とその意味については覚えなければなりません。また、手形法や小切手法は、あまり民法とは関連づけのやりようが、ないでしょう。
 
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また、たいてい「民法 総則」といったタイトルの本は、難度が高いです。というのも、まず先に「民法入門」などの入門書を読んだ読者(大学生レベル)を想定して、そのステップアップとして、次に「民法 総則」を読んでる場合を想定して書かれてるからです。
 
また、『民法 物権』や『民法 債権』(みんぽう さいけん)のようなタイトルの本は、難度がかなり高いです。というのも、『民法 物権』などのタイトルの本は、大学生が、民法入門書を読んだあとに次に『民法 総則』を読んで、さらにその後に『民法 物権』などを読むことを前提にして書かれてますので、高校生では、まったく歯が立ちません。さらに『民法 債権』は『民法 物権』を前提に書かれています。なので高校生は、『民法 物権』などは、あきらめましょう。
 
もしアナタが高校生なら、時間的な都合で、民法の入門書までが、読むのが時間の限界でしょう。5教科などの他の教科の勉強もありますし。
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なので、時間や金銭の余裕のあるときに書店に行って、まず「日常のための法律マニュアル」的なタイトルの法律書を買って勉強するのに加えて、さらに「ビジネスの法律入門」「社長のための法律入門」的なタイトルの法律書を買って、勉強してください。
 
なお、例えば「内容証明郵便の法律マニュアル」的な分野を具体的にしぼったタイトルの本は、内容が専門的すぎて、たとえば中身を読んでみると「不動産売買のための内容証明をする場合」とか「借地契約のための内容証明をする場合」とか、ずいぶんと深入りしてますが、しかし初心者はそこまで勉強する必要はありません。
 
なので、まずは「日常のための法律マニュアル」や「ビジネスの法律入門」などの、全般的な法律の実務書を買ってください。それらの本を読めば、たいてい、内容証明郵便や連帯保証制度や実印などについても書いてあります。