「独学ガイド/理工学一般/高校の復習をどうやるか?」の版間の差分

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ともかく、日本の高校レベルの復習は、海外での大学レベルの勉強にそのまま、つながります。
 
よく、知ったかぶりの現実を知らなかったりあまり学習しない人達文系が教育評論で「アメリカみたいに大学入学は簡単にすべき。代わりに大学の卒業を難しくするべきだ。」とか現実味を帯びていない言葉をホザいてますが、現実を知らなかったりあまり学習しない人達が海外の大学の実態を知らないでホザいてるだけなので無視しましょう。
 
アメリカの大学の学部の数学と理科は、実は日本の高校3年~大学2年レベルだったりします。しかも、アメリカの大学受験には、物理や化学などの理科が無かったりします。
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「アメリカの大学の卒業が難しい」といっても、結局、欧米の大学の理系科目でやってることは、日本の大学受験範囲の理系科目の勉強と、日本の大学入学後の教養課程と専門基礎科目のレベルだったりします。
 
ネット上では、現実を知らなかったりあまり学習しない人達が知ったかぶりで「日本の高校の授業は、欧米の大学教養のレベルだというのはデマだ」とかデマを言ってますが、和訳された洋書などに証拠がありますので、きちんと読みましょう。たとえば欧米の数学書では、から、アメリカの大学専門基礎レベルの数学書の翻訳(H.P.スウ原著の『工学基礎演習シリーズ』など)が出ていますが、たとえば複素解析の翻訳本を読むと、もちろん教科書の前半は、日本の高校の教科書レベルの計算問題です。
 
また、理科では、フィンランドの中等課程の理科教育を和訳した教材が化学同人(出版社名)から販売されていますが、「中等課程」というのは中学校のことではなく中学~高校のことですので、勘違いしないようにしましょう。内容は、日本の『化学基礎』(化学I)あたりのレベルまでです。
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=== 理由2: そもそも大学教育は残り世間的に受け入れられていない ===
2010年代のいまの高校で「情報」教科ってあって、ASCIIコードとかパリティとか、教えてますよね?
 
あの教育内容って、ほんの2003年くらいまで大学で教えてたレベルなんです。
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よくダメな大学教授どもは「高校と大学の教育は違う。大学の教育こそ、本物の教育だ!」とか現実味を帯びていない言葉をほざいてますが、大間違っていると感じる人が多い言葉なので、騙されてはいけません。
 
 
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少なくとも、いちいち語法の細部を暗記しないと使えないような語法は、科学技術では不要です。英語の勉強は、基本的な文法・構文と、英単語の基本的な意味だけを覚えればよく、そのために例文を何回か書き取りすれば十分です。語法の勉強は、その単語のニュアンスをつかむために勉強すれば十分です。
 
なので、もし入試でこういう細かな語法を要求する大学がそれば、そもそも実務とズレてますので、なるべく勉強を無視しましょう。(たぶん、そのうち文部省から引導が、高校・大学の英語科目に渡されるでしょう。英語科目でも、高校国語『論理国語』や歴史科目『歴史総合』のように、文部省から引導が何らかの形で渡されるでしょう。)
 
例外的に、医学用語とか生物学用語とかの名詞でラテン語とかドイツ語の名詞がありますが、せいぜい名詞レベルです。ラテン語とかの文法を学ぶ必要は無いのです。
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高校教育は文部科学省などの圧力により修正されていってますが、しかし2019年の現在ですら大学の理工系の学部では、理系では大学教育の内容がまともに修正されていません。
 
国語の勉強で、そもそも読解しづらい悪文を書かないことこそ本物の国語力のように、工学でも、本当は、そもそも計算のヤヤコシイ問題をつくらない事こそが設計のノウハウです。規格や実証試験や実験結果や作図などを援用して、なるべく問題を初等的に置き換えます。