「経済学基礎」の版間の差分

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GDPデフレーターと消費者物価指数(CPI)の違い。
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:(※ wikibooks追記: もちろんリンゴだけでなく、通常は、いくつもの種類の商品の価格の変動を考慮する。少なくとも日本ではそうである。)
 
さて、実は業界ごとに、インフレの度合である物価指数の計算法は、違っている。、
:※ 実質GDPの物価指数は計算の方法は、「消費者物価指数」(CPI)とほぼ同じなのだが、しかし、実質GDPの計算の場合のインフレ度合の算出では、係数がCPIの場合とは違うため、両者の数値にときどき違いが出る。実質GDPはその名の国内総生産(GDP)のとおり、国内生産に関する商品の価格変化を重視しており、いっぽう消費者物価指数(CPI)では、消費者には輸入品の価格も関係しているので輸入品の価格も比較的に強めに考慮するので、CPIと実質GDP算出用の物価指数との間に差異が出る。
 
:※ 実質GDPの物価指数は計算の方法は、「消費者物価指数」(CPI)とほぼ同じなのだが、しかし、実質GDPの計算の場合のインフレ度合の算出では、係数がCPIの場合とは違うため、両者の数値にときどき違いが出る。実質GDPはその名の国内総生産(GDP)のとおり、国内生産に関する商品の価格変化を重視しており、いっぽう消費者物価指数(CPI)では、消費者には輸入品の価格も関係しているので輸入品の価格も比較的に強めに考慮するので、CPIと実質GDP算出用の物価指数との間に差異が出る。
 
 
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:GDPデフレーター = (名目GDP / 実質GDP )×100
 
である。GDPデフレーターは、実質GDPの算出のさいに用いた物価指数と一致する(または、それを100倍したもの)。
である。
 
教科書によっては、最初から、実質GDPの算出に用いる物価指数を「GDPデフレーター」というと説明している教科書もある(たとえば『スティグリッツ入門経済学 第4版』)。
 
 
ネットでは、しばしば誤解されるが、先に実質GDPが算出され、あとからGDPデフレーターが算出されるのである。
 
さて、消費者物価指数とGDPデフレーターの関係だが、アメリカでは、1970年代の(2度の)石油危機のときに、2度、乖離した。
GDPデフレーターを算出するのは、実質GDPを算出する必要があり、結局、物価指数を算出する必要がある。
 
いっぽう同じ1970年代の日本では、あまりCPIとGDPデフレーターは乖離しなかった。
 
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