「経済学基礎」の版間の差分

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という書き方が、経済学教科書では普通である。(しかし、そもそも実質GDPの算出にGDPデフレーターが必要になるので、この解釈(PをGDPデフレーター、Yを実質GDPとする解釈)は循環論になるので、この解釈は論理学的には価値が無い。) なのでマンキューの主張(「もし貨幣量 M を増大させても、「流通速度」Vが減少すれば、インフレにならない」みたいな主張)は、論理的にはこの解釈からは導出できず、マンキューの主張には実は欠陥(「PをGDPデフレーターとして、Yを実質GDPとする」という経済学教育の常識的説明は、じつは不正確な説明だと主張できないヘタレっぷりという欠陥)がある。
 
しかし、ヘタレと言っても、マンキューはまだしもインフレとの関係を考察しているだけ、勇気があり、立派である。
 
クルーグマン『マクロ経済学』での貨幣流通速度の説明に至っては、インフレとの関連の説明を避け、単に
 
:<math> \frac{M}{P} = \frac{1}{V} \times Y </math>
の式から見れば分かるだけの、<math> \frac{M}{P} </math> は実質GDP(Y)に比例するとかの、単に式を言い換えただけの説明をしているだけである。
 
マンキューは偉い。
 
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