「経済学基礎」の版間の差分

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:MV = GDP = Σ PY
 
計算を単純にするため、付加価値を製品価格に比例するとして、同じPで表してしまおう。(※ この仮定は、経済学教科書ではとられれてない非標準な仮定だが、しかしこの仮定でないと、後述するインフレとの関係性を、厳密には導出できない。 なお、マンキューは比喩としてだが、Pを価格にたとえる説明をしている(※ 『マンキュー入門経済学 [第2版]』、東洋経済、424ページ)。)アイスクリームの価格をPとしてマンキューは比喩をしている。
 
:※ 経済学者は、あまり数学が得意ではなく、たとえ数学的にオカシな計算法であっても、経済学教科書には掲載されてしまっているのである。しかし本wikibooksでは、数学的により正しい計算法に直して掲載する。
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の式から見れば分かるだけの、<math> \frac{M}{P} </math> は実質GDP(Y)に比例するとかの、単に式を言い換えただけの説明をしているだけである。
 
マンキューは偉い。なお、マンキューは比喩としてだが、GDPデフレーターなどの価格水準Pを価格にたとえる説明を、貨幣流通速度よりも前の単元でしている(※ 『マンキュー入門経済学 [第2版]』、東洋経済、424ページ)。)アイスクリームの価格をPとしてマンキューは比喩をしている。
マンキューは偉い。
 
:※ マンキューの比喩のほうが本来の正確な式であり、本来なら価格とすべきところをGDPデフレーターに置き換えている既存の経済教科書のほうが、数学的には循環論でありマチガイである。
 
 
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また、スティグリッツは、もし政府がインフレを嫌ってデフレを誘導すると、一時的には失業率が増加する、と述べている(『スティグリッツ入門経済学 第4版』東洋経済、432ページ)。
 
しかし、この好ましいとされるインフレ率の証明については、現状では経済原理からは証明されていない。少なくとも、『クルーグマン マクロ経済学』や『スティグリッツ入門経済学』を読んでも、そのインフレ率2~3%程度が好ましいという論の証明は書かれてい全く見当たらない。
 
スティグリッツは、循環的失業の増加は低インフレをもたらし、循環的失業の増加は高インフレをもたらす、と述べているが、しかし彼以外のクルーグマンもマンキューも、スティグリッツのような主張は(調べたかぎりでは)していないようである。