「中学受験社会/公民/人権と日本国憲法」の版間の差分

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== 日本国憲法 ==
[[Fileファイル:あたらしい憲法の話 三原則.png|thumb|第二次大戦終戦直後の文部省の社会科教科書『あたらしい憲法のはなし』での日本国憲法の三原則を表した挿し絵。]]
[[Fileファイル:あたらしい憲法のはなし 戦争放棄.png|thumb|第二次大戦終戦直後の社会科教科書『あたらしい憲法のはなし』での戦争放棄の原則を表した挿し絵。]]
* そもそも憲法とは
憲法(けんぽう)とは、法律をつくったり改めたりする際の立法の規則を定めた法律です。そのため、通常の法律とくらべて、憲法は上位の法律であるとされています。
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[[ファイル:Seeingeyedogjapan2012.jpg|thumb|日本の盲導犬]]
[[ファイル:Tenji-block.JPG|thumb|目の不自由な人のための、歩道の点字ブロック]]
たとえば、目が見えない人、耳が聞こえない人など、歩行が困難(こんなん)な人など、身体が不自由で障のある人でも、役所などの公共機関で必要なサービスが受けられるように、案内板などでの点字(てんじ)などの導入や(※ ウィキペディアに画像が無いので、教科書や参考書などで探してください。)、 車椅子(くるまいす)のためのスロープなどが、導入されていたり、盲導犬(もうどうけん)などの立ち入りができるようになっていたりします。
 
じつは、法律や役所以外での平等については、憲法は、原則的には、なにも決めていません。
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たとえばスーパーマーケットの化粧品売り場に行けば、売り場には女性向けの化粧品が多いかもしれませんが、べつに法律で「男性向けの化粧品を売ってはならない。」と決まってるわけではなく、べつにスーパーマーケットは男性の平等権を侵害したことにはなりません。そのような商業の女性向け製品・男性向け製品などについては、法律の定めの外であり、平等権の違反にはなりません。
 
とはいえ、だからといって、民間の企業(きぎょう)ならば、なんでもかんでも平等で無くてもよいとするわけにも、いきません。たとえば、民間の企業も、なるべく、障のある人にも配慮(はいりょ)したサービスをするべきだと考えられており、また、仕事の業界によっては、障者への配慮を義務づけた、規制がある場合もあります。とはいえ、すべての企業に、そのような配慮のための規制が、同じようにあるわけではありません。業界によっては、資金不足の業界もあり、障者のための設備や人手を調達するのは、資金的に難しいこともあり、なかなか理想どおりには、いきません。むずかしいところです。