「高等学校物理/物理II/電気と磁気」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
145 行
これらのことからも、光は電磁波の一種であるとみなすのが妥当であることが分かる。
 
:(※ 範囲外 :)また、電磁波の反射を利用して、電磁波の波長を測定することにヘルツは成功した<ref>西敏美『測り方の科学史 II 原子から素粒子へ』、恒星社、2012年3月15日 初版発行、45ページ<br>
北海道大学出版『近代科学の源流~物理学編』1974~1977年、を参考にしたようだが、北海道大のこの文献は絶版</ref>。電磁波を反射させれば、やってくる波と干渉して定常波ができるはずである。ヘルツの実験例では受信機を送信機から離すと33cmごとに顕著な反応が出たという。この実験では半波長が33cmだったのだと思われる。つまり波長66cmの電磁波を実験で生じさせたと思われる。
 
:ただし、ヘルツのような方法で測定できる波長は、人間が肉眼で確認できて手で動かせるような程度の波長の大きさの場合だけであろう。つまり、センチメートル単位や1メートル以上とかのような波長である。いっぽう、もし波長がナノメートル単位やマイクロメートル単位などの場合は、回折格子などを使って波長を測定することになる。詳しくは『[[高等学校物理/物理II/原子と原子核]]』のコラムを参照せよ。フラウンホーファーやラザフォオードなどの物理学者がスペキュラム合金などの素材を用いて回折格子を作成している。