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{{Pathnav|Main Page|小学校・中学校・高等学校の学習|中学校の学習|中学校社会|中学校社会 地理}}
[[File:Kurobe Dam survey 2.jpg|thumb|200px|富山県の黒部ダム（くろべダム）。富山県。黒部ダムの水が水力発電に利用されている。]]
[[{{PAGENAME}}]]では、中部地方の地理について、中学校レベルを解説します。
 
== 区分 ==
3000m級の山々からなる'''日本アルプス'''により、中部地方は次の３つの地域に分かれる。
* {{Ruby|東海|とうかい}}:愛知県、静岡県、岐阜県美濃地方、三重県の北部
* {{中付きルビ|2|中央|ちゅうおう|高地|こうち}}:長野県、及び山梨県、岐阜県飛騨地方
* {{Ruby|北陸|ほくりく}}:新潟県、富山県、石川県、福井県
各地域で、気候や盛んな産業が大きく違う。
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ここからは、各地域の特徴の紹介となる。
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=== 北陸 ===
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=== 中央高地 ===
山に囲まれた平地、すなわち盆地が多い。しかし、盆地は雨が少ない。それゆえ、中央高地の内陸部は、1年を通して降水量が少ない。盆地に都市が多く、甲府市 (甲府盆地にある) や松本市 (松本盆地にある) などが例である。
 
[[ファイル:MtFuji FujiCity.jpg|thumb|富士山。山梨県及び静岡県にまたがっている。]]
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=== 東海 ===
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== 中京工業地帯及び東海工業地域 ==
愛知県を中心に、工業を主体とした'''<b>{{中付きルビ|2|中京|ちゅうきょう|工業地帯|こうぎょうちたい}}'''</b>がある。なお、静岡の一部は{{Ruby|東海|とうかい|工業地域}}と言い、別の工業地帯・地域として扱うのが一般。愛知県の西に隣接する三重県は、中京工業地帯に含める場合と、含めない場合がある。
 
愛知を中心にした中京工業地帯のほうが、静岡の東海工業地域よりも規模が大きいので、そちらから説明する。
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自動車工業は、2016年現在の日本の製造業の輸出製品のなかでは売り上げが多く、自動車は日本の製造業の主力な輸出品である。製造業の中では、自動車産業がもっとも多く外貨を稼いでいると考えられている。しかし、家電や半導体など電気関連の輸出は、近年は不振だ。自動車産業は、部品数が数万点にも登るため、景気への影響力が大きい、と考えられている。
 
自動車の部品工場も中京工業地帯には多い。豊田市は1959年に市名を当時の「{{Ruby|挙母|ころも|市}}」から、トヨタ自動車にちなんで今の「豊田市」に市名を変更した。豊田市のような、大企業の影響を強く受けている町は '''<b>{{中付きルビ|2|企業|きぎょう|城下町|じょうかまち}}'''</b> と呼ばれる。
 
世界的に環境保護及び[[地球温暖化防止対策|地球温暖化防止]]を推進するため、自動車に要求される排ガス基準などの環境基準が厳しくなっていることもあり、ハイブリッド車や電気自動車など環境に対応した低公害の自動車の開発が世界的に進められている。
 
トヨタは1930年頃までの主力製品は、{{Ruby中付きルビ|2|紡績|ぼうせき|機械|きかい}}という、自動的に糸をつむいで布製品を作れる機械だった(これは現在でも分社化され、続けられている)。この地域の工業技術は、紡績機械の機械技術から、自動車の機械技術へと発展していった。
 
なお、東海地方と近畿地方の境界の三重県の沿岸部では、石油化学コンビナートや製鉄所などがある。製鉄所で生産された鉄鋼は、自動車の鋼板 (外装) などに利用される。石油化学コンビナートで生産されたプラスチックを原料にした製品は自動車の部品などに利用されている。このように、愛知県及び三重県の重化学工業は、自動車産業とふかく結びついている。
 
愛知県の瀬戸市では焼き物の「瀬戸物」が有名<ref group="注">その有名さは「瀬戸物」の語源が瀬戸市などの地名「瀬戸」にあるほど。</ref>だ。瀬戸市だけでなく、岐阜県の多治見市でも陶磁器の生産が有名だ。現在も[[w:セラミック|セラミック]]製品の工場などが瀬戸市や多治見市に多く存在<ref group="注">セラミックは焼き物の一種であり、焼き物を作る際の技術が応用されている。</ref>する。
 
愛知県でそのセラミックだが、自動車産業がさか盛んなこともでありる中京工業地帯に必要だ。なぜなら、自動車の点火プラグ (エンジンはガソリンと空気を混ぜた混合気に着火して爆発を起こすことで動いている) などに使われる耐熱部品などでセラミックが使われることから（ (セラミックスは耐熱性が高い）) ためである。であるからして、そのようなれらセラミック製品なども瀬戸市などの工場で作られている。▼
愛知県の瀬戸市では、ふるくは焼き物の「瀬戸物」（せともの）が有名だった。
 
このように、愛知県が自動車産業に対する依存度が高いため、景気の影響を愛知県は受けやすい。近年のリーマンショックなどでも影響を受けたという。一般に、企業城下町は、景気の影響を受けやすい<ref group="注">景気が悪化するにつれ企業の業績も悪化するため。</ref>と言われている。▼
愛知県の瀬戸市や岐阜県の多治見市（たじみし）で、陶磁器の生産が有名だった。
 
=== 東海工業地域 ===▼
現在では、セラミック製品の工場なども瀬戸市や多治見市に多い。
東海工業地域では、静岡県の{{Ruby|浜松|はままつ|市}}を中心に、オートバイや自動車の生産が盛ん。大手の自動車メーカーの{{中付きルビ|56|本|ほん|田|だ|技|ぎ|研|けん|工|こう|業|ぎょう}} (いわゆるホンダ自動車) の発祥の地でもある。高度経済成長期に、当時は新興企業だったホンダ自動車が、当時としては新しかったオートバイに開発の力を入れるなどしたことが基盤となっている。▼
 
東海工業地域ではまた、ピアノなど、楽器の生産も盛ん。東海地方は、楽器メーカーで有名なヤマハの拠点でもある、。▼
（セラミックスは、焼き物の一種である。）
 
▲愛知県で自動車産業がさかんなこともあり、自動車の点火プラグなどに使われる耐熱部品などでセラミックが使われることから（セラミックスは耐熱性が高い）、そのようなセラミック製品なども瀬戸市の工場で作られている。
 
このように、自動車産業に愛知県がつよく依存しているため、景気の影響を愛知県は受けやすい。近年のリーマンショックなどでも影響を受けたという。
 
▲一般に、企業城下町は、景気の影響を受けやすい<ref group="注">景気が悪化するにつれ企業の業績も悪化するため。</ref>と言われている。
 
▲== 東海工業地域 ==
東海工業地域では、静岡県の{{Ruby|浜松|はままつ|市}}を中心に、オートバイや自動車の生産が盛ん。
 
▲大手の自動車メーカーの{{中付きルビ|5|本|ほん|田|だ|技|ぎ|研|けん|工|こう|業|ぎょう}} (いわゆるホンダ自動車) の発祥の地でもある。高度経済成長期に、当時は新興企業だったホンダ自動車が、当時としては新しかったオートバイに開発の力を入れるなどしたことが基盤となっている。
 
▲東海工業地域では、ピアノなど、楽器の生産も盛ん。東海地方は、楽器メーカーで有名なヤマハの拠点でもある、
 
== 中央高地での工業 ==
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さらに、1980年代ごろから、IC (集積回路) など電子部品の工場が進出してきた。前述したものの、これらの工場は中央自動車道などの高速道路を利用しやすい地域に工場が進出していることが多い。
 
== 北陸工業地域 ==▼
黒部川のダムの水力発電による電力を利用したアルミ工業が、さかん。アルミは{{Ruby|精錬|せいれん}}するのに電力を多く使う。▼
 
=== 北陸の原子力発電所 ===▼
北陸の沿岸には原子力発電所が多く、い。福井の若狭湾や新潟などに、原発があ集中している。▼
 
== 農業・漁業など ==
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=== 東海 ===
[[画像:Mikawa_Bay_Aichi_Japan_SRTM.jpg|thumb|leftright|240px|渥美半島(南)及び知多半島(西)、三河湾(中央)]]
[[File:電照菊 2011-05A.JPG|thumb|right|電照ぎく。夜間のビニールハウス]]
[[File:電照菊 2011-05B.JPG|thumb|right|電照ぎく。ビニールハウス内部]]
 
==== 愛知県 ====
愛知県の{{Ruby|渥美|あつみ|半島}}の農業では、温暖な気候を利用し、菊やメロンなどを、温室やビニールハウスで栽培する'''<b>{{中付きルビ|3|施設|しせつ|園芸|えんげい|農業|のうぎょう}}'''</b>が盛んだ。ここで栽培されている菊は、'''{{Ruby|電照菊|でんしょうぎく}}'''として[[w:電照栽培|電照栽培]]が有名である。第二次世界大戦後に、用水路などのかんがい設備が発達して、農業が盛んになった。それ以前は、水不足の問題により農業はあまり盛んではなかった。愛知県の明治用水、豊川用水、愛知用水などの用水が有名。
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==== 静岡県 ====
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==== 高原野菜 ====
中央高地の高原では'''高原野菜'''としてレタスや白菜などの生産が盛んだ。高原は標高が高いため、他の地域より時期を変えて出荷する<ref group="注">他の地域と時期を変えると価格を上げることができる。</ref>こともある。長野県の軽井沢は[[w:避暑地|避暑地]]として、また別荘地として有名。
 
▲== 北陸工業地域 ==
▲黒部川のダムの水力発電による電力を利用したアルミ工業が、さかん。アルミは{{Ruby|精錬|せいれん}}するのに電力を多く使う。
 
▲== 北陸の原子力発電所 ==
▲北陸の沿岸には原子力発電所が多く、福井の若狭湾や新潟などに、原発がある。
 
== その他 ==
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[[ファイル:Ogi Shirakawa06n3200.jpg|thumb|280px|right|岐阜県{{Ruby|白川郷|しらかわごう}}にある[[w:合唱造り|合唱造り]]。雪が積もりにくいようにするため屋根が傾いており、[[wikt:合掌|合掌]]のような形になっていることから、合掌造りという。]]
南西部に愛知県にも跨る{{Ruby|濃尾<ref group="注">濃尾平野の「濃」は美濃から、「尾」は尾張からきている。</ref>平野|のうびへいや}}がある。濃尾平野の岐阜県の側には{{Ruby|木曽川|きそがわ}}や{{Ruby|長良川|ながらがわ}}、{{Ruby|揖斐川|いびがわ}}が流れている。この3つの川を、{{Ruby|木曽三川|きそさんせん}}という。かつて、木曽三川はよく氾濫したため、川の周辺の集落に、周囲を堤防で囲った{{Ruby|'''[[w:輪中|輪中]]'''|わじゅう}}という工夫をされた集落がある(詳細は後述)。
 
南部の{{Ruby|多治見|たじみ}}などで{{Ruby|陶磁器|とうじき}}が盛んに製造されている。県北部にある'''白川郷'''の'''合掌造り'''の家の集落が、ユネスコの[[Wikijunior:世界遺産|世界文化遺産]]である。
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=== 石川県 ===
[[ファイル:131109 Kenrokuen Kanazawa Ishikawa pref Japan01s3.jpg|thumb|{{Ruby|[[w:兼六園（|兼六園]]|けんろくえん）}}]]
県の北部は、日本海につ突きで出た半島で、{{Ruby|能登半島|のとはんとう}}である。西部の海岸は、日本海に長く面しており、冬には北西からの季節風により、の影響を受け多くの雪が多く積もる。
 
金沢は江戸時代には、{{Ruby|加賀藩|かがはん}}の'''城下町'''として栄えた。そのため、周辺の地域で伝統工業が有名であり、{{Ruby|'''輪島塗'''|わじまぬり}}や{{Ruby|九谷焼|くたにやき}}、{{Ruby|加賀友禅|かがゆうぜん}}、{{Ruby|金箔|きんぱく}}がその例である。現在も金沢には城下町であった名残が残存している。武家屋敷なども残っているほか、道が迷路のように複雑である。金沢の道路が迷路のようになっているのは、もし加賀藩領内を戦場とする戦争が発生した際に、敵を惑わすためであった。現在の金沢は県庁所在地となっている。石川県には兼六園 (加賀藩の庭園) があり、日本三名園の一つである。
 
2019年現在、金沢平野では稲作が盛んである。
 
金沢は、江戸時代には加賀藩の城下町であった。戦争にも、その名残（なごり）が残っており、武家屋敷なども残っており、金沢は道が迷路（めいろ）のように複雑（ふくざつ）である。
金沢の道が迷路のようになっているのは、もし戦争がおきたときに、敵を迷わすためであった。（戦国時代や江戸時代では、今とはちがって、飛行機も自動車も無いので、敵は歩いて攻める必要があった。）
 
金沢は、今では県庁所在地に なっている。石川県には兼六園（けんろくえん）があり、日本三名園（にほんさいめいえん） の一つである。
 
=== 福井県 ===
伝統工芸では、{{Ruby|越前和紙（|えちぜんわし）}}、{{Ruby|越前漆器（|えちぜんしっき）}}などがある。
 
{{Ruby|1=鯖江|3=市|2=さばえ}}で、眼鏡のフレーム作りが行われている。鯖江の眼鏡フレーム作りは農業ができない冬の間の農家の副業として普及してきた。国内生産の眼鏡の約9割が鯖江で製造された眼鏡フレームを利用している(もっとも、国内で製造される眼鏡の数は外国製のものに押され減少気味)。
鯖江市（さばえ し）で、めがねのフレームの生産が、さかん。
 
福井のめがね作りはもともと、農業ができない冬の間の農家の副業として普及してきた。めがねの国内生産量の約9割が、鯖江のめがねフレームを利用している。
 
=== 富山県 ===
[[ファイル:Kurobe Dam survey 2.jpg|300px|thumb|黒部ダム]]
周辺の山地などから河川が多く集まり、富山県は水が豊富である。{{Ruby|黒部川（|くろべがわ）}}の流域（りゅういき）に、[[w:黒部ダム|黒部ダム]]などの多くのダムがある。またすなわち、水力発電所も多い。
 
このため、電力を確保しやすいので、かつては電力を多く使うアルミニウム産業がさかんだった。現在では、アルミニウム加工や化学工業などが、富山で盛んである。▼
 
== 輪中の くらし ==▼
[[File:Kiso River mouth in Ise Bay.jpg|thumb|300px|木曽川（奥）・揖斐川（手前）。河口の空撮。]]▼
岐阜県のあたりにある、木曽川（きそがわ）・長良川（ながらがわ）・揖斐川（いびがわ）の下流の流域には '''濃尾平野'''（のうびへいや） があります。▼
木曽川・長良川・揖斐川の三つの川は、伊勢湾（いせわん）に通じています。
 
この三つの川の下流の流域は堤防で囲まれている土地が多いです。堤防で囲まれた土地を'''輪中'''（わじゅう）と言います。
濃尾平野の川の流域には輪中が多いです。
 
輪中の中の土地の高さは川の水面と同じくらいか、水面よりも低いことが多いです。
 
 
この濃尾平野の輪中には、水田が多いです。
 
[[Image:Kaizu city Museum H02.JPG|thumb|right|200px|堀田。海津市歴史民俗資料館の敷地内に再現されている堀田。]]▼
この土地は低地なので水がたまりやすいので、水はけがわるいです。水田は水を必要としますが、水がたまりすぎても、稲はよく育ちません。なので、この土地の人は、かわりに水田を高くしようと、土をもって、そのうえに水田をつくります。水田のまわりの土を掘って、その掘った土で田を高くするので '''堀田'''（ほりた） といいます。▼
 
▲発電所が多いというこのためとは、電力を確保しやすいのでと言い換えられる。よって、かつては電力を多く使うアルミニウム産業がさか盛んだった。現在では、アルミニウムの加工や化学工業などが、富山で盛んであに行われている。
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▲== 輪中の くらし ==
最近では、洪水は起きていませんが、もし起きても、被害（ひがい）が少なくなるように、この輪中の住人たちは工夫をしています。
▲[[File:Kiso River mouth in Ise Bay.jpg|thumb|300px|奥が木曽川（奥）・、手前が揖斐川（手前）。河口のを空撮したもの。]]
▲岐阜県のあたりから愛知県にある、かけての{{Ruby|木曽川（|きそがわ）・}}及び{{Ruby|長良川（|ながらがわ）・}}、{{Ruby|揖斐川（|いびがわ）}}の下流の流域には '''濃尾平野'''（のうびへいや） がありまする。これら3つの川は、伊勢湾に流れ込んでいく。
 
この3つの川の下流の流域は堤防で'''囲まれている<ref group="注">堤防に隣接することはあっても、周囲全てを囲われた土地はそうあるものではない。</ref>'''土地が多い。堤防で囲まれた土地を'''{{Ruby|輪中|わじゅう}}'''と言う。濃尾平野の川の流域にはこの輪中が多い。
この輪中の土地では、家をたてるときは、盛り土をして家の土台を高くします。
こうすることで、もし洪水が起きても、ひがいを減らしたいわけです。
 
輪中の中の土地の高さは川の水面と同じくらいか、水面よりも低いことが多い。この濃尾平野の輪中の多くは水田として利用されているほか、水を利用したレンコン作りや、金魚やウナギ養殖なども有名な産業でである
さらに、洪水のときの避難場所は、高いところや、盛り土や石垣などをつんで高くした所につくられた '''水屋'''（みずや） という倉庫を避難場所があります。水屋は、ふだんは倉庫として利用しています。
 
▲[[Image:Kaizu city Museum H02.JPG|thumb|right|200px|堀田。海津市歴史民俗資料館の敷地内に再現されている堀田もの。]]
1976年（昭和51年）の９月の台風では、大雨で、長良川と揖斐川の水かさがまし、安八町（あんぱちちょう）で堤防が切れ、水害が起きました。
▲この土地は低地なので水がた貯まりやすいのでため、水はけがわる良くないです。水田は水を必要としますが、水がた貯まりすぎても、稲はよく育ちませんたない。なのでそれゆえ、この土地輪中の人々は、か代わりに水田を高くしようと、土をもって盛り、そのうえ上に水田をつくります造成している。水田のまわり周囲の土を掘って削し、その掘った土で田を高くするのでため {{Ruby|'''堀田'''（|ほりた） }}といいます言う。
 
洪水が起きても、{{Ruby|被害|ひがい}}が少なくなるよう、この輪中に住む人々は工夫をしている。輪中では、家屋を建造する際に盛り土をし、家の土台を高くする。もし洪水が起きた際の被害を減らすためだ。さらに、洪水のときの避難場所は、高いところや、盛り土を盛ったり、石垣を葺いて高くした場所につくられた{{Ruby|'''水屋'''|みずや}}である。水屋は普段倉庫として活用している。1976年 (昭和51年) の9月の台風では、大雨によって長良川と揖斐川の水かさが増し、{{Ruby|安八町|あんぱちちょう}}で堤防が切れ、水害が発生した。
濃尾平野の輪中地帯の産業では、水を利用した野菜のレンコンづくりや、金魚や うなぎ の養殖なども有名な産業です。
{{Clear}}
 
== 脚注 ==
=== 出典 ===
{{Reflist|group=出典}}
"https://ja.wikibooks.org/wiki/中学校社会_地理/日本の諸地域_中部地方" より作成