「ITスキルとアプリケーション」の版間の差分

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Windows Vista / 7 は、どちらも64ビット版と32ビット版が並行して発売されており、Windows 7になって64ビット版に人気がではじ出始めていたと思われる。
 
Windows 8からは大きなボタンのスタートメニューにするなどタブレット型のPCを意識したインターフェースの製品となっている。Windows 10も同様、タブレットを意識したインターフェースになっている。
 
現在では、Windows 8のマイナーバージョンアップであるWindows 8.1が販売されている。
 
=== Mac OS ===
米Apple社(アップル社)が開発・販売するPC向けのOS。対応するプラットフォームはMac OS X以前では[[w:PowerPC|PowerPC]]のみである。Mac OS Xで初めてPC/AT互換機、x86(Intel製CPUのみ)プラットフォームへの対応がなされたが、Appleが販売するコンピュータ以外のPC/AT互換機では動作しない。ユーザー主体の操作性を重視している。その登場はWindowsよりも早く、1984年の最初のシステムからすでにGUI(文字だけでなく、アイコンなどの画像や映像などで視覚的に分かりやすくした操作環境)を搭載していた。2001年にMac OS Xがリリースされたが、これは従来のMac OSとは仕様が大きく異なるものとなっている。
 
一般ビジネス用としてのシェアはWindowsに全く及ばないが、グラフィックデザイン、音楽、映画など、芸術・コンテンツ産業といった、いわゆる「クリエイティブな分野では一定の支持を得ており、また家庭用としても根強いユーザーを確保している。2006年、プロセッサのIntel製への全面移行に伴い、起動時にMac OS XとWindowsを選択したりあるいはMac OS XとWindowsを同時に使用できる機能(ブートキャンプ)が実用化、Windows専用PCからの乗り換えを検討するユーザーが増え始めた。また、Mac OS XはUNIX(後述)ベースになっており、その中核部分(カーネル)は[[w:オープンソース|オープンソース]]OSであるBSDをもとにして開発されていると言われる(マックOS自体は非オープンソースである)。 そのため、UNIX系のコマンドがマックOS上でも使用できる場合も多く、このようなUNIXとマックとの親和性の高さから、UNIX系 OSのプログラマーが、Mac OS X環境でUNIXアプリケーションのプログラムを開発する例も見られる。
 
大まかに次のような変化をたどる。
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「Linux」(リナックス)とは、厳密にはその中核部分である「カーネル」のみを指し、OSとしての実装は「Linuxディストリビューション」と言うのが厳密な用法である。「Linuxディストリビューション」とは、Linuxカーネルを元に、実用OSとするために多くのアプリケーションの実装を行ったものである。
 
カーネルにどのようなアプリケーションを加えるかにより、何通りもの実装がありえて、実際にOSとしての実装が何十通りもあるので、それら個々の実装については「Linuxディストリビューション」という表現することにより、カーネルとは区別するのでこともある。
 
Linuxディストリビューションは、各生産メーカーごとにカスタマイズされて配布されており、[[w:Fedora|Fedora]](フェドラ)、[[w:Ubuntu|Ubuntu]](ウブンツー)、[[w:Debian|Debian]](デビアン)などのディストリビューションがある。
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===== Linuxの利点 =====
====== パッケージ管 ======
Windowsに対するLinuxの大きなアドバンテージは、[[w:パッケージ管理システム|パッケージ管理システム]]が充実していることである。
 
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====== ハードウェア互換性 ======
Linuxを用いる上で難しいのが、ハードウェアのドライバ(そのハードウェアをパソコンで制御できるようにするためのプログラム)の導入である。特に、既に所持しているハードウェアがLinux上で動作するかを知るのは難しい。具体的にこれらについて調べるには、[[インターネット]]を使うのが普通だが、多くの情報は英語で与えられている場合があり、英語が使えないなら調べることは ほぼ不可能である。
 
別の方法として、LinuxはOSのソースコードが公開されているため、特に linux-x.x.x/drivers/ 以下を参照することで、自分の所持する機器のドライバが存在するかを確かめることができる。ただし、これには相当のコードリーディング力と英語力が必要なため、あまりおすすめはできない。
 
====== ソフトウェア互換性 ======
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Linux上で動くソフトウェアは、基本的に、Windows上では動作しない。なぜなら、LinuxとWindowsでは使えるライブラリが異なっているため、両者の間でソフトウェアを兼用できないのが通常である。
 
ただし、ビットマップ画像やJPEG画像、PNG画像などは、規格化団体などのより規格化されているので、Windowsなどの(ubuntuなどの)LinuxディストリビューションでもOSでも読み取れる。また、テキストファイル(拡張子が .txt) も、LinuxディストリでもWindowsでも読みとれる。
世間のソフトウェアのなかには、[[w:Mozilla Firefox|Firefox]](ファイアフォックス)、[[Inkscape]](インクスケープ)、[[GIMP]](ギンプ)などのように、Windowsと Linuxの両側で同じソフトウェアがあるが、これらは、それぞれのOSのライブラリに合わせて、ソフトウェアが作り直されている。
 
しかし、画像などのようなのは例外で、いわゆる実行ファイル(Windowsでいう拡張子「.exe」)のようなものは、まずLinuxでは読み取り不可・起動不可である。
 
世間のソフトウェアのなかには、[[w:Mozilla Firefox|Firefox]](ファイアフォックス)、[[Inkscape]](インクスケープ)、[[GIMP]](ギンプ)などのように、Windowsと Linuxの両側で同じソフトウェアがあるが、これらは、それぞれのOSのライブラリに合わせて、ソフトウェアが作り直されている(ハズだと思う)
 
:※ Firefoxなどのコミュニティが、いちいちそういう内部構造を説明しないので、真相は未確認。Firefoxのソースコード解析なんか、私たちwikibooksでは、したくない。
 
そのため、Windows用のインストールファイルをLinuxで実行しても、インストールできない。そもそも公式サイトからダウンロードをする時点で、すでに、各OSごとに対応バージョンのインストールファイルをダウンロードするようになっている。
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====== Linuxのハードウェア ======
ほとんどのLinuxは、少なくとも、[[w:インテル|インテル]]系のCPUや、AMD系のCPUで用いることができるのが普通である。
 
インテルの古いCPUにもとづく仕様で、X86系という仕様があり、AMDもこのX86系を踏襲しているので、Linuxでも想定されているCPUはX86系である。
 
 
====== Linuxの導入法 ======
LinuxとWindowsを同時にハードディスク上に入れておき、必要に応じて使い分けることは可能である。このことを[[w:デュアルブート|デュアルブート]]とかマルチブートと呼ぶことがある。電源を入れてOSを起動することを「ブート」というのである。2種類(デュアル)のOSを起動できるようにするからデュアルブートというのである。
 
デュアルブートにより使用しているOSを変更する際には、いったん電源をシャットダウンするか再起動するなどして、ともかく一時的に電源を終了させて、再起動をする必要がある。
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== アプリケーションとは ==
 
アプリケーションは、しばしば「応用ソフト」と呼ばれ、「基本ソフト」であるOSとの対比される。OSがコンピュータの動作における基本的な機能やシステムを提供するソフトウェアであるのに対し、アプリケーションはOSの提供するものを土台として、より専門性に特化した機能を加・提供するためのソフトウェアである。OSに'''インストール'''することで、使用することができる。
 
アプリケーションはOSに依存するため、OSの種類によってアプリケーションの対応状況は異なり、そのアプリケーションがサポートしていないOSで使用することはできない。例えば、Microsoftt 社の Word 2000というソフトはWindows用であり、MacやUNIXでは使えない。Mac用にはMicrosoftから Word 2004 for Macというソフトが販売されているが、こちらは Windows や UNIX では使えない、などといった具合である。
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:コンピュータウイルスが入ってこないか、または入っていないか監視するソフト。自動設定しておけば、毎日決まった時間にコンピュータ内をチェックすることもできる。基本的に、メールの送受信やファイルのダウンロードなど、ウイルスが入る可能性のある状況になると自動的にチェックを行ったりする。
 
:ソフトとしては、Windows用ならウイルスバスター、Norton Anti Virus(通称「ノートン」)、Virus Scan、AVG(フリー版あり)など
 
Linuxでは、あまり用意されていない(少なくとも、家電屋にはLinux用のウイルスソフトは売ってない)。
 
 
* '''デスクトップ環境'''
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リブレオフィスCalc(カルク)は、無料である。
 
 
==== プレゼンテーションソフト ====
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Impress(インプレス)は、無料である。
 
 
==== まとめ ====
マイクロソフト社が、マイクロソフト『Office』のような名前で、Windows用のオフィスソフトを販売している(基本的に有料)。
 
Linux では基本的に、マイクロソフト『Office』は動作せず、使えない。
 
そして、マイクロソフト『Office』には、上記のように『Word』『Excel』『Power Point』などがある。
 
マイクロソフト『Office』とは別に、オープンソースのコミュニウティの開発する無料の『リブレオフィス』(Libre Office)というオフィスソフトがある。
 
リブレオフィスには上記のように『Writer』『Calc』などがある。
 
 
=== データベースソフト ===
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既存の画像などを加工したり、一から画像を作るためのソフト。様々な種類があり、用途に応じて使い分けられている。
 
総合映像関係の企業などでブランド的に用いられているのは、米国アドビ社の[[w:Adobe Photoshop|Photoshop]](フォトショップ)、[[w:Adobe Illustrator|Illustrator]](イラストレーター)などだが、高価であり、数十万円ほどをする。
 
米Adobe社(アドビ社)が、PhotoshopとIllustratorを生産販売している。
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* inkscape(インクスケープ)
 
inkscape(インクスケープ)はオープンソースの無料ソフトである。
 
 
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IEの他には、[[w:Mozilla Firefox|Firefox]](ファイアフォックス)、[[w:Opera|Opera]]、[[w:Sleipnir|Sleipnir]](スレイプニル)、[[w:Lunascape|Lunascape]](ルナスケイプ)など。これらは全て無料で提供されている。また、IEはTridentエンジン、Firefoxは[[w:Gecko|Gecko]]エンジンを使用し、Sleipnir,LunascapeなどはTridentとGeckoエンジンを切り替えて使用可能となっており、OperaについてはGecko、Tridentとは違う、独自に開発した[[w:Presto|Presto]]エンジンを搭載している。
 
 
Firefoxはオープンソースである。
 
=== 連絡ツール ===
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:[[w:Windows Mail|Windows メール]]、[[w:Mozilla Thunderbird|Thunderbird]](サンダーバード)、[[w:Shuriken|Shuriken]]など。
 
Thunderbird を提供している団体は、Firefoxを提供している団体と同一で、モジラ(Mozilla)財団である。
 
 
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[[w:ソースコード|ソースコード]]を実行形式に変換するソフトウェア。個別のプログラム言語に対して、それぞれのプログラム言語用のコンパイラが1種類以上、存在する。
 
Windowsの場合、マイクロソフト社の提供するVisual Studio を導入すると(現在(2019年)は無料版がある)、いっしょにwindows用プログラムのコンパイラが付いてくる。
 
そのほかの団体の提供するコンパイラもあり、Linuxなどで使える
:[[w:GCC|GCC]](C言語のコンパイラ)
などもある
 
など。
 
==== デバッガ ====
実行形式やバイトコードの動作を確認するソフトウェア。バグ(不具合)を取り除く作業をデバッグといい、そのためのソフトウェアなので、デバッガという。
 
Windowsの場合、Visual Studio にデバッガも付いてくる。
:[[w:GDB|GDB]]など。
 
Linuxなどでは、GCCを提供する団体と同一の団体であるGNU(グニュー、団体名)によるデバッガの
:[[w:GDB|GDB]]など。
がある。
 
==== インターフェースビルダー ====