「学習方法/高校日本史」の版間の差分

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「理屈と膏薬は、なんにでも着く」と言うコトワザがあるように、どんなセンター日本史の難問でも、参考書などで「このように理屈を考えれば、暗記しなくても分かる!」みたいな解説が付けられてしまう。しかし、実際には、いろいろと覚えないと解けないので、鵜呑みにしないように。
 
=== 偉人伝とかは出題されな頻度の低分野 ===
=== 人物伝 ===
小学生むけの歴史書とかで、源頼朝とか織田信長とかの偉人伝の本が書店などにはありますが、一般にそれらの内容は大学入試には出ません。つまり、織田信長の家臣の名前と業績とか知らなくても、名門大学の文学部とかに合格できます。
 
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== 史料問題は出題されづらい ==
市販の参考書では、古文書などを現代仮名づかいで表記した、史料集が市販されている。また、検定教科書にも、そのような史料の一文が紹介されている。しかし、史料の具体的な文章は、入試では出題されづらい傾向がある。実際にセンター試験の日本史の過去問を見ても、史料問題は数が少ない。
 
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だから、史料集は、一通りの通読をするぐらいで充分だろう。その上で、各大学の出題傾向や赤本・予備校の分析をもとに取り組めばよい。
 
== 神話の内容は出題されない ==
歴史とは関係のない神話が出ることはない。もちろん、日本神話が書かれている『古事記』の書物名じたいは、日本最古の歴史書であり、その研究も盛んであることから、当然高校生であれば覚えておかねばならないし、入試で出題の可能性がある。世界史のほうでも、西洋の神話の書物などの名前(聖書やギルガメッシュ叙事詩やアヴェスターなど)は検定教科書にも出ている。しかし、あくまで書物の名前と教科書や用語集で説明されている程度の簡単な内容を知っておくだけで十分である。
いちいち高校生に説明しなくても、古事記などの神話の内容は(史実でなく文芸なので)入試などに出題されないのは分かるでしょうが、しかし世間にはそういう事を知らない大人がいたり、自称・教育評論とかでネット評論家が「教育改革として、歴史教育で神話を教えるべきだ!」とかホザいたりするので、いちおうこの学習方法のページでも、神話は出題されないことを指摘しておきます。
 
ただし、『古事記』という書物名じたいは、出題の可能性があります。世界史のほうでも、西洋の神話の書物などの名前(聖書やギルガメッシュ叙事詩やアヴェスターなど)は検定教科書にも出ています。
 
 
また、国語科目の古典のほうで、古事記は出題率はセンター試験などでは低いものの、国語の古典Bの検定教科書で、古事記の文章を紹介している検定教科書もあります。なので、いちおう国語の私大入試・国立二次入試では古事記なども出題の可能性があります。
 
センター試験の国語は伝統的に、検定教科書にある作品からは読解問題を出題しないので、センター国語には『古事記』は、おそらく読解問題としては出ないでしょう。
 
 
また、いちいち自称・教育評論のネット評論家に「歴史教育で神話を教えるべきだ!」とかホザかれるまでもなく、2010年ごろのとっくの昔から中学社会科の歴史の検定教科書で、神話が各地の伝統芸能などのストーリーに影響が見られることなど、とっくに指導範囲になっています。
 
 
なお、1990年代後半のころ(『あたらしい歴史教科書をつくる会』が検定教科書を作る活動を始めた頃)は中学教科書はそうでなかった(古事記などの影響の紹介はしてなかった)のです。つまり、「歴史教育で神話を教えるべきだ!」といってる人は教育について、教育内容の2001年以降の現在までの変化を知らない無知な大人が知ったかぶりでタワゴトをホザいているだけなので、バカな大人は無視しましょう。
 
(このようなことを一々書く必要はないのだが、少し補足する。『古事記』などの神話的な出来事を史実だと思いこんでいる、戦前からの亡霊のような人間が現代にも一定程度いる。そうした人々の中には社会的影響力を持っている人もおり、「神話を歴史の一部としてもっと教えるべきだ」と教育内容にも口出しをすることもある。だが、こうした意見に惑わされてはならない。そのため、蛇足だが説明しておくのである)
 
== 教科書の傾向と対策 ==