「学習方法/高校日本史」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
椎楽 (トーク | 投稿記録)
椎楽 (トーク | 投稿記録)
動画の活用など。
11 行
何事も自分が学ぼうとするものの全体像がつかめないと何をしてよいものかわからなくなる。高校の日本史のように覚えるべきものが膨大なものは特にそうである。
 
第一のステップとして、日本史がどのような過程をおってきたのかを大雑把でも構わないので、理解することから始めよう。各時代の細かい内容はとりあえず後回しでよい。学校の授業はどうしても、一つ一つの時代を丁寧に扱うため、各時代のつながりがぼやけがちである。
 
元から歴史が比較的得意だったり、好きだったりする場合や、活字に拒否反応が無ければ大手予備校から出版されている講義形式のテキストを読んでもいい。
 
各時代の細かい内容はとりあえず後回しでよい。
=== 歴史マンガの活用 ===
日本史の全体像を把握するのに大変便利なのが歴史マンガである。マンガという媒体のおかげで、読み進めるのもスムーズであるし、歴史における「ストーリー」をキレイに整理しているため、全体像をつかみやすい。特に日本史が苦手な生徒は、恥ずかしがらずに歴史マンガからはじめよう。高校生ならば、以下が定番でありおススメである。どちらを読み進めよう。
29 ⟶ 30行目:
**価格はやや高め。最新版は図書館におかれている可能性も低い。なお、古い版(1968年版・1982年発行版)は「講談調」「やっつけ仕事」と評されるほどのレベルのため、古本を買う場合や図書館におかれているものを読むときには要注意。
**良くも悪くも絵柄は現代的。なじみやすい反面、肝心の歴史の内容が頭に入りにくいという指摘も。
 
=== 動画の活用 ===
最近ではYouTubeなどで学習系動画も上がっているので、それを利用するのも一手だろう。ただし、こちらは品質は玉石混交である。つまり、非常に優れているものもある一方で、個人の体験を絶対化しているものや、そもそも間違った知識を伝授していることも多い。そのため、まずは、Try It(「家庭教師のトライ」が運営するチャンネル)などのような大手で実績のあるチャンネルやNHK高校講座から見た方がよい。それ以外のものは、もう少し学力がついたりして自力での判断や吟味が可能になってからの方がよい。
 
また、歴史ネタを面白おかしく解説しているものも少なくない。だが、これも一長一短である。以下の長所と短所を挙げるため、それを念頭に置いたうえで視聴してほしい。
*長所
**ストーリーが明確で、分かり易いものが多い。
**ともすれば無味乾燥な歴史の話題に彩りを添えるため、歴史への興味を持ちやすい。
*短所
**面白さを第一としているため、正確さに欠けることも多い。場合によっては、誇張や俗説、完全な作り話が混ざっている場合も。
**一つの時代や出来事に特化しているため、特定の時代(それも戦国時代や幕末など、人気の高い時代だけ)にかたよっている。
**また、アラカルト的で、通時的ではないものも多い。例えば、第一回が江戸時代、第二回が鎌倉時代……という具合に。そのため、全体像の把握という点では役に立たない。
 
== 教科書の傾向と対策 ==