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{{コラム|アニメーション作品『新世紀エヴァンゲリオン』について|
 
1995 年以降に日本のアニメーション業界は大きく変わっており、テレビ東京の知名度の躍進、深夜アニメの放映数の増大、角川書店がマンガ・アニメ関連の出版社として躍進、などの変化が起きた(そのきっかけ変化の多くが、この作品『新世紀エヴァンゲリオン』のヒットの影響を受けている)。
 
実は 1995年当時では、このアニメはあまり視聴率が高くない。他の一般のマイナーなアニメ―ションと同じで、せいぜい視聴率 7%程度という、(当時としては)低い数字である(当時からアニメ評論の書籍で視聴率など、そう指摘されている。岡田斗司夫氏などの記した『東大オタク学講座』などのオタク文化評論などの書籍で指摘された)。映画公開前の総集編で深夜としては高い視聴率を出したという結果も言われているが、しかし、『笑ゥせぇるすまん』とか『行け!稲中卓球部』とかなどの夜中アニメ~深夜アニメだって同じくらい高い視聴率を持っていただろう。
 
また、エヴァンゲリオンの当初の放送局は『テレビ東京』(いまの『テレ東』)という首都圏に限定する放映だったため、地方の人はそもそも作品じたい自体を視聴できない状況であった(そもそも地方民がテレビ東京という放送局を地方の人がってたからない場合怪しこともありだろるような状況)。しかし、例外的に、少数の地方ネット局も当時はあった。
実は1995年当時では、このアニメはあまり視聴率が高くない。他の一般のマイナーなアニメと同じで、せいぜい視聴率7%程度という、(当時としては)低い数字である(当時からアニメ評論の書籍で視聴率など、そう指摘されている。岡田斗司夫氏などの記した『東大オタク学講座』などのオタク文化評論などの書籍で指摘された)。映画公開前の総集編で深夜としては高い視聴率を出したという結果も言われているが、しかし、『笑ゥせぇるすまん』とか『行け!稲中卓球部』とかの夜中アニメ~深夜アニメだって同じくらい高い視聴率を持っていただろう。
 
そのため作品の売り上げや知名度なども今ほどは高くなく、はたして報道などの価値が本当にあったか視聴率などの統計数字的にはハッキリしない状況だが、しかし当時のマスコミ(テレビ東京以外のテレビ局も含む)が 1997年の映画版の前売りチケット即日完売の出来事をキッカケにこの作品を積極的に報道するようになった。
また、エヴァの当初の放送局は『テレビ東京』(いまの『テレ東』)という首都圏に限定する放映だったため、地方の人はそもそも作品じたいを視聴できない状況であった(そもそも地方民がテレビ東京という放送局を知ってたかも怪しいこともありうるような状況)。しかし、例外的に、少数の地方ネット局も当時はあった。
 
実はマンガ業界やゲーム業界などでは作品などの即日完売は珍しいことではなく、たとえばゲーム業界では『ファイナルファンタジー』シリーズの人気作(1990~95年のことはFF4~FF6など)が即日完売することもよくあったが、しかし、それでもそれらのFf4~6FF4~6のブームは当時はまったくテレビ報道・新聞報道されなかった。FF8が発売された1990年代後半に、マスコミは積極的にFFシリーズを報道するようになる。
そのため作品の売り上げや知名度なども今ほどは高くなく、はたして報道などの価値が本当にあったか視聴率などの統計数字的にはハッキリしない状況だが、しかし当時のマスコミ(テレビ東京以外のテレビ局も含む)が1997年の映画版の前売りチケット即日完売の出来事をキッカケにこの作品を積極的に報道するようになった。
 
実はマンガ業界やゲーム業界などでは作品などの即日完売は珍しいことではなく、たとえばゲーム業界では『ファイナルファンタジー』シリーズの人気作(1990~95年のことはFF4~FF6など)が即日完売することもよくあったが、しかし、それでもそれらのFf4~6のブームは当時はまったくテレビ報道・新聞報道されなかった。FF8が発売された1990年代後半に、マスコミは積極的にFFシリーズを報道するようになる。
 
つまり、マスコミの人は、いろいろと情報は知ってるいけど、事情によって報道できないことがあるという事ですね。スポンサーと競合する作品のヒットとか、報道できない。そのため、実は報道のキッカケになる作品よりも何年も前に、報道対象の業界でのブームがもう既に発生しているんです。
 
たとえばゲームのドラクエシリーズは、ドラクエ3の発売日の 1988年全国各地のゲーム販売店でのドラクエ3 の即日完売が起きたことが報道されたけど、じつは前作のドラクエ2の段階で即日完売が全国各地で発生していたことが現在では知られています。
 
実はアニメ業界の売り上げなどの規模は、2005年の時点でゲーム業界の約10分の1という小さい規模です(経済産業省などのネット公開している統計・文書による)。(ただし2015年ごろには、ゲーム業界の7割くらいの規模にまで、アニメ業界は成長している。)
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:※ なお、日本国内のテレビ視聴率でも、2015年以降、アニメ番組よりも、NHK連続テレビ小説やNHK大河ドラマなどのNHKドラマ、他局の刑事ドラマや推理ドラマなどのほうが(アニメよりも)視聴率は一般的に高い。ビデオリサーチ社などの出す統計で調べられる。ドラマの視聴率が15%前後ないっぽう一方、アニメは国民的アニメでもアニメは 5%前後である。
 
90年代のアニメ―ションの話に戻ると、マスコミはきっと、エヴァンゲリオンのヒットよりも前の時代に、テレビ東京の躍進などを示す統計や情報を(日本テレビやTBSなどの)他局のマスコミも手に入れてて、だけど競合他社の宣伝になってしまうから他局では報道できなかったんでしょう。そこで、ちょうどそのことをヒットしたアニメ(1995年)を題材に、遠まわしに報道をしたんですね。
 
実は1990年代の前半の時点で、「日本のアニメが海外でヒットしているらしい」という情報をマスコミは手に入れてて、国際文化番組の『世界まるみえ』などでも普通に日本アニメの海外ブームについてもよく取材されてました。
 
エヴァンゲリオンは95年のヒットのその後、地方でも他局の系列の地方放送局で放送されるようになる。当時はまだ、テレビ東京系列の地方放送局のシステムなんて、ほぼ無かったか、あったとしても組織化されてなかったんです。ただ、前述したように、例外的には、いくつかの地方局がありましたが…。日テレとかTBSとかフジとかテレ朝とかの人が、他局の作品だと分かってて、それでもあえて地方局ではテレビ東京作品を放送したんですね。
 
ラジオ局だと、TBSラジオとか日本放送(フジ系列)とかが、1996~97年の映画前売りチケットの即日完売よりも前に報道しています。当時はネットが普及しておらず、ラジオも情報源として大きな役割を果たしていたんですね。
 
 
;エヴァンゲリオンの原作
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テレビ公開よりも前にマンガ雑誌(角川書店の少年エース)で連載が始まったことや、当時の他局のアニメではマンガ原作のアニメが多かったので、「エヴァンゲリオンの原作漫画」と言われることがありますが、原作と呼ぶのはやや不適切です。
 
もし「漫画が原作」と言った場合、それは普通の意味では、漫画家が出版社に持ち込んだ原稿をもとにストーリーを考えて、絵柄も考えることになってしまうか、あるいはマンガ出版社がストーリーを考えることになりますね。
 
しかし、エヴァンゲリオンは違う。エヴァンゲリオンのストーリーは、主にアニメ―ションの制作会社が考えたものであるとされています。
 
そして、漫画版のイラストを担当した漫画家・イラストレーターが、アニメ版のキャラクターデザインのデザイナーも担当している。
 
95年にエヴァンゲリオンがヒットするまでは、「漫画原作ではないアニメオリジナル作品は、例外としてジブリ作品を除外すると、まずアニメオリジナル作品はあまり売れない」、「アニメ本体のビデオテープやレーザーディスク(当時はDVD普及前)などは売れず、タイアップのオモチャ(ロボットアニメならプラモデルなど)のグッズ販売などで儲ける必要がある」というのがアニメ業界での通説だったのです(岡田斗司夫氏などの記した『東大オタク学講座』など当時のアニメ評論の書籍で指摘されている)。しかし、このエヴァンゲリオンのヒットがその通説をひっくり返したわけですね。
 
また、エヴァンゲリオンのキャラクターデザインの作者と、この作品の監督は、別の人です。エヴァのロボットデザインの人と、キャラクターデザイン(碇シンジなどのキャラクターのデザイン)の人も、別人ですね。
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いっぽう、ジブリ作品(『もののけ姫』などのアニメ―ションを制作する会社の名前がスタジオ・ジブリですね)だと、ジブリ作品の監督の宮崎駿氏の作家性が大きくかかわっていくので、監督がキャラクターデザインも担当していて、アニメ―ション業界全般がそういう製作体制だと想像している人も多い。しかし、ジブリのような製作システムは、アニメ―ション業界では例外のほうですね。
 
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;正面図と側面図
:※ 集団作業とは別に、彫刻を木彫り(きぼり)や石彫り(いしぼり)でつくるときも、彫られる(直方体の)木や石に、実物大で正面図と側面図を描きます。その図を参考に、彫っていきます
 
:CGを制作する時も、多くの場合正面図と側面図を描いて、その画像を参考に各部分を入力していきます。