「中学受験算数」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
352 行
== 差集め算 ==
 
== 比と割合 ==
=== 比の性質 ===
比 <math>a:b</math>において、<math>a</math>が<math>b</math>の何倍かを表すものを、'''比の値'''といいます。<math>a:b</math>の比の値は、<math>\frac{a}{b}</math>です。
359 行
==== 連比 ====
 
=== 比や割合を使った文章題(相当算) ===
 
== 平均 ==
386 行
 
これを分数のかけ算としてあらわすと、
<math> \frac{10}{100} \times \frac{100}{1} </math> となり、10%と求まりめられます。
 
 
512 行
これをすべてかけ算する必要はありません。なぜなら、一の位が0になるには10をかけるしかないからです。そして、10の倍数の個数は0の数と同じです。たとえば100は 10×10 で10の倍数は2つ、100000は 10×10×10×10×10 で10の倍数は5個ですね。1から10までの数に10は一つしかありません。また、2×5もあります。ですから、このときには10の倍数は2個あります。したがって、1から10までの積には一の位から2個の0が並びます。なお、実際に求めてみると3628800となり、2個で正しいことがわかります(このような問題は計算が非現実的なことが多いです。)。
 
もう一問考えてみましょう。今度は1から300までの数をかけ算したときにその積は一の位から0がいくつ続くかを考えます。今度は10の倍数の数をすぐに数えることはできません。10,20,30…のほかに2×15、4×25などもあるからです。ここでポイントが2つあります。まず、10は2×5に素因数分解できる点です。このことから2×5の組がいくつ作れるかを考えます。そしてもう一つは2の個数と5の個数です。2×5の組を考えるのですが、明らかに5の個数が少ないはずです(例えば1から10までには2は8個ありますが、5は2個しかありません)。2×5の組の数は5の個数と同じなのです。
 
では5の倍数はいくつあるのでしょうか。それを確かめるためにまず300を5でわります。すると60となります。これは5の倍数が60個あることと同じです。次に25の倍数(つまり5が2個あるもの)の個数を考えます。これも同じように計算すると300÷25=12個です。最後に125の倍数(5が3つあるもの)の個数を計算すると、300÷125=2…50となりますが、あまりは考えませんので2個となります。以上の計算で出てきた個数をすべてたし算します。60+12+2=74となり、答えは「一の位から0は74個つづく」となります。
 
==== N進法 ====